高齢者施設の散歩の課題はラクロ「グループ散歩機能」が解決!
~1人の介護士で4名のお散歩付き添いができる機能を提供開始~
株式会社ZMP(東京都文京区、代表取締役社長:谷口 恒、以下ZMP)は、歩く程度の速度で自動運転する歩行速モビリティ®「RakuRo®(以下、「ラクロ」)」を、高齢者施設向けに最大4名のグループ散歩機能の提供を開始いたします。
歩行速モビリティ「ラクロ」は道路交通法上「電動車椅子」に分類され、一般公道(主に歩道)を走行することができることから、集合住宅エリアにラクロステーション(乗り場)を設定し、病院への通院、スーパーへの買い物、役所、図書館、レストランなどの目的地との往復移動に利用したり、隅田川沿いの散歩コースを周遊するなどの活用ができるシェアリングサービスを提供してまいりました。そのサービスの中で、高齢者施設の介護士の方々より、施設においては介護士の不足により入居者の散歩が十分にできておらず高齢者のストレスの原因にもなっているという課題を伺うことが多くありました。
そこでZMPではその解決策として、自動運転により介護士が車椅子の押す労力が必要なくなるだけでなく、複数のラクロがグループとなって移動することができる「グループ散歩機能」を開発し、1名の介護士で最大4名の高齢者の散歩に付き添うことができる機能の提供を開始いたします。
ラクロのグループ散歩機能により1人の介護士で最大4名までの散歩付き添いが実現
本グループ散歩機能は、3月19日より約三週間中央区佃エリアで開催される「ラクロお花見ツアー」(随時予約受付中)でも活用され、家族や友人など一緒にラクロを楽しむ仕組みとしても活用されます。
歩行速モビリティ「ラクロ」でお花見体験!https://www.zmp.co.jp/event/rakuro-hanami
まずは1列に並んでのグループ散歩機能の提供開始しますが、グループ散歩を構成するラクロは、単なる追従ではなくそれぞれが自律移動をしているため、幅が十分にあるところでは一列に追従するだけではなくラクロが隣り合わせで並んで散歩するなどの機能も順次提供していく予定です。
またラクロの自動運転にあたっては高齢者施設からのお散歩に適したルートを事前に施設関係者と共に調査・作成し安全に走行できるように事前のテスト走行をいたしますが、それだけでなく遠隔管理システムにより常に安全運行をサポートをしてまいりますので、介護士は安心して散歩に付き添うことができます。
実際の4台グループ走行の様子(ラクロ間距離は調整可能)
隣り合わせでのグループ散歩のイメージ(今後提供予定)
遠隔管理システム(ZMPオフィス設置のロボハイステーション)
【歩行速モビリティ「ラクロ」について】
ラクロは、笑顔やウィンクなどの豊かな表情と、声による挨拶やお願いといったコミュニケーションを周りの人と取りながら自動走行する一人乗り車いすロボットです。本体に設置された複数のセンサーやカメラにより周囲を把握、監視し障害物を回避しながら安全に停止できる自動走行により目的地まで安心で確実な移動を提供します。時速6km/h以下で走行する電動車椅子として分類されるため公道での走行ができます。また、公益財団法人テクノエイド協会が運営する福祉用具情報システム(TAIS)にも登録されています。
製品Web URL:https://www.zmp.co.jp/products/lrb/rakuro
■ラクロ 主な仕様 ※仕様は今後変更される可能性があります。
寸法 |
長さ118.8cm×幅66.4cm×高さ109.0cm |
主な機能 |
移動機能:自己位置推定による自律移動、障害物回避 コミュニケーション機能:表情・声による周囲とのコミュニケーション タブレット機能:タッチ操作による行先指定、途中停止、再走行指示 |
速度 |
最大6km/h |
安全機能 |
レーザーセンサーやカメラによる障害物認識と自動回避・停止、緊急停止スイッチ カメラによる遠隔での周囲監視(ロボハイ®) |
充電/稼働時間 |
1時間充電/4時間稼働 (利用環境・頻度等により異なる) |
【価格情報】
ラクロ本体 12万円/月(5年リース)
初期費用 200万円~(自動運転マップ・ルート作成、事前テスト走行等、内容によって個別見積)
※その他、保守および遠隔システム利用料が発生いたします。価格はお問合せください。
【プレスリリース記事】
プレスリリースPDFはこちらからご確認いただけます
【高画質画像】
ラクロのグループ散歩機能により1人の介護士で最大4名までの散歩付き添いが実現
実際の4台グループ走行の様子(ラクロ間距離は調整可能)
隣り合わせでのグループ散歩のイメージ(今後提供予定)
遠隔管理システム(ZMPオフィス設置のロボハイステーション)