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物流支援ロボットCarriRo(キャリロ)
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SBS東芝ロジスティクス株式会社
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SBS東芝ロジスティクス株式会社
1.
会社紹介
SBS東芝ロジスティクス株式会社(旧東芝ロジスティクス株式会社)は、1974年に『東芝物流株式会社』として設立した、ロジエンジニアリング・設計から、リソース調達・保管・荷役・輸送などのオペレーションを一貫して展開し提供する物流会社です。
当社は経営方針として“ナンバーワン4PL(フォーピーエル)カンパニー”をビジョンに掲げ、ロジスティクスの視点で調達・生産・販売をスルーした全体最適を実現することにより、お客様への貢献を目指しています。
当社の掲げる4PLソリューションは、ロジ全体をプロデュースさせていただくことです。具体的には、お客様の物流部門として、事業戦略を達成させるための物流戦略を策定します。また策定した施策を提案して終わりではなく、実践をすることを“売り”にさせていただいております。
2.
CarriRoご導入前のビジネス上の課題
当社の家電量販物流拠点において、新規業務拡大に伴い倉庫スペースの増床が必要となり、増床したことで、倉庫内の店舗仕分け作業における動線が伸びました。
この職場では1台100㎏近くある大型冷蔵庫などを何度も台車運搬を繰り返す作業があり、作業者にとって過酷な作業になっておりました。
また、近年人材確保が厳しさを増しており、それをスポット作業員で補う対応をしておりましたが、教育工数増や人員の入れ替わりが多く習熟が上がらないことが課題となっておりました。
今回、作業者にとって過酷な作業となっていた重量物の運搬をAGVにより自動化、省力化する事で、作業の負荷軽減ができないか、検討しました。
3.
CarriRoをご導入された理由
当社の強みである家電製品の取り扱いの中でも、作業者の負担が大きい大型家電製品の運搬については、以前から牽引車やAGVの導入を検討しておりましが、荷物を安定して運ぶことが難しいこと、フォークリフトと手荷役の混在した現場で、通路に貼る磁気テープの破損リスクなど、当社の保有する倉庫に適した自動化設備がなく、導入まで至りませんでした。
しかし、キャリロであれば、磁気式AGVとは違い、5m間隔でランドマークを貼付すればよく、フォークリフト走行による破損リスクが軽減出来ること、障害物センサの検知範囲を簡易に設定できることから、フォークリフトと手荷役の混在した職場において有用であると判断致しました。
また、長い通路(140m動線)を運搬するAGVが必要なため、磁気テープと比較しランドマークはメンテナンスが簡単なことも大きな決め手の一つとなりました。
さらに、キャリロのランドマークは様々なレイアウトに対応でき、フレキシブルに活用することができるので、倉庫スペースを無駄なく活用でき今後の発展性も見込めるため導入を決めました。
4.
CarriRoご導入後の効果
キャリロ導入後の効果として、今回、複数台(3台)の導入を行い、効果として作業工数として約3,100時間/半年の省力に成功しました。
改善前は、人が出荷バースに配膳した後は空移動(何も持たない)状態のため大きなロスがありましたがその工数についても削減に繋がりました。
また、大物家電製品という重量物を運ばなくてよくなったため手荷役作業員の対応の幅が増えることになり、人員の離職率の改善にも繋がることで、不習熟職場の教育工数の省力化にも寄与しました。
5.
今後の展開
今後については、コンテナBOXに入った小物家電の運搬を計画しております。
小物家電は、上層階の仕分けラインで店毎にコンテナBOXを仕分けし、出荷バース向けに配膳していきます。
比較的重量は軽いがBOX数が多く(1,500BOX/日)、牽引アタッチメントを現在のものより更に改良(ロング化)することにより、一度に多くのBOX数を運べるようにしていけるよう検証中です。
6.
構内レイアウト概観図
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