物流ロボットとして有名なのは、Amazonの倉庫で走行する棚を持ち上げて走行するロボットが有名ではないでしょうか。AmazonはKiva Systemsのシステムを購入し、自社の倉庫システムに適用しています。無数にあるラックまで走行し、棚ごと持ってくるアイデアを実現した最初の企業です。下記に紹介するロボットはこのコンセプトを受けて開発・販売されているロボットになっていると考えられます。Amazon Roboticsでは現在、他の物流倉庫への販売を行っては行っていませんが、自社でのロボット開発を継続的に続けているようです。
https://www.amazonrobotics.com/#/
ButlerはGreyOrange社の物流ロボットで、Amazonの倉庫ロボットと同じように棚を運ぶことが可能なロボットを提供しています。これにより、作業者が歩行の負担なくピッキング作業が可能になります。GreyOrange社では、The Butler Robot: MやThe Butler Robot:XLとPayloadが600kgと1600kgの機体を提供しています。また、付帯する専用のラックやピッキングステーション、Butler用のリフトなども提供しています。
https://www.greyorange.com/
Geekピッキングシステムは、中国のロボットメーカーでAI物流ロボットのプロ集団が開発したロボットです。このロボットは、上記で紹介した様な方式で棚/パレットを搬送する「人が歩かない」ピッキングを実現、作業の効率上げ人件費を削減を狙ったシステムです。従来のオーダーを見ながら保管場所まで商品を探しに行く、従来の「人が歩いてピッキングする」作業をなくすことができる製品になっています。
http://www.geekplus.com.cn/en/index.php
自律移動型搬送ロボットOTTOはカナダのロボットメーカーClearpath社により設計・製造された製品です。車体のタイプはOTTO100とOTTO1500が存在し、それぞれの積載可能重量を示しています。この機体では、自動走行するセンサーとしてLiDARを活用しており、インフラに変更を加えることなく運用が可能なロボットとして販売されています。
https://ottomotors.com/
物流支援ロボット CarriRo 自律移動モデルは、手押し台車にモーターアシスト機能・追従機能・自律移動機能を搭載した製品です。上記のロボットと異なり、現在使っているシステムを更新することなく導入可能な物流ロボットです。自動走行には地面にマーカーを張り付けることで大きな設備変更なく活用いただける製品として導入されています。
https://www.zmp.co.jp/carriro/carriro-ad
自動ピッキングロボットは、ロボットのアームを使い、人が定期的に荷物をラインに置いていた作業を代行して行うことができるロボットです。またその他にも、例えば、段ボールを自動で組み立てる機械や流れてくる物品を流れの中で仕分けをしてくれるソーターなどが存在しています。
ラストワンマイル問題解消の1つの手段としてドローンでの輸送も検討されております。
ZMPとソニーの合弁会社として設立したAerosense(エアロセンス社)では、ドローンや自律型固定翼ドローン(VTOL)を活用した測量・配送サービスの開発を行っております。
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