ZMPフォーラム2018結果報告(キャリロ編)
7月18日(水)~20日(金)、飯田橋で開催されたZMPフォーラムは無事終了しました。本フォーラムは、最先端の自動運転技術を中心に新製品や弊社製品活用事例の発表をさせていただく機会として、またお客様との懇親を深める目的で始められました。おかげさまで、ご来場者や協賛企業様の熱い支援により回を追うごとに規模を拡大し、今年は過去最大1,100名を超えるご来場者をお迎えして、10回という節目を迎えることができました。
2016年より販売を開始している物流支援ロボットCarriRoは、「赤い台車」として先日日経MJでも取り上げられていましたが、ZMPの主力製品の一つとして、国内外の物流倉庫や工場などに導入されています。今回のZMPフォーラムに際しては、新バージョンCarriRo自律移動型モデルの特別体験会場を設け、多くのお客様にご来場いただきました。
20日の記者発表会では、刺激的な音楽に合わせて三台のCarriRoが複雑な動きをしながら登場し、多くのメディアで紹介されました。
動画URL:https://youtu.be/aBSwF8SvfcU
CarriRo活用事例の紹介として、三日間それぞれ活用企業様にご登壇いただきました。
7月18日(水)14:00
「物流センターの省人化・生産性向上に向けた ZMP様との取り組み」
物産ロジスティクスソリューションズ株式会社
代表取締役社長 栗岡 敏文 様
物産ロジスティクスソリューションズ株式会社は、2016年にCarriRoが販売されたときからのユーザー様で、当初は物流センターの省人化を目的とし、作業員負荷軽減への期待、操作方法の容易さにより導入を決定されました。とくにカルガモモードによる歩行距離の削減、ピッキング時間の短縮、搬送負荷・時間の削減を目指しCarriRoを活用しながら、絶えず改善に努められています。台車牽引によりスリムカート2回の搬送を1回で完結できるよう実証実験を繰り返しながら、牽引部の脱着方法の改善にも取り組んでおられます。自律移動型CarriRoへの期待として、ピッキング後のスリムカートをバースまで自動搬送することや、廃段ボールの移動を自動搬送することなどを伝えられました。
7月19日(木)16:00
物流支援ロボットCarriRo~在庫情報、システムとつながるCarriRo Connect~
凸版印刷株式会社
情報コミュニケーション事業本部 セキュアビジネスセンター 中川 仁克 様
SAPジャパン株式会社
セキュアビジネス推進本部 セキュア販促部 RFID販促チーム ディレクター 松尾 康男 様
凸版印刷株式会社様は、CarriRo×RFIDの強みとして、省人化・省力化・コストダウン・最適化・エコ・リスクヘッジ・リアルタイムをあげられ、それによって一括ピッキング、作業員誘導、無人在庫棚卸、自動巡回、見える化、工程間搬送の実現可能性があることを述べられました。無人在庫棚卸の実証実験の様子を示されるとともに、自律移動型CarriRoによって省力化・省人化・コストダウンが一段と進む可能性を話されました。
SAPジャパン株式会社様は、グローバルなノウハウを活用して、在庫情報をシステムとつなげ、「ロボット派遣」の可能性について述べられました。
7月20日(金)16:20
働く人に優しい省力 ・省人型の物流センター運営の取り組み
伊藤忠食品株式会社
ロジスティクス本部ロジスティクス企画部 部長 渡辺 三彦 様
伊藤忠食品株式会社様は、このままでは作業員不足、生産性低下によるコストアップが不可避であることに大変な危機感を抱き、その解決法として新たなテクノロジーの活用、とくにロボットによる自動化の可能性を模索しておられました。自律移動型CarriRoの登場により入出荷口までの自律搬送、ピッキング、牽引機能を活用した解決ができるのではないかと考えてCarriRoの導入を決められました。
以上、自律移動型CarriRoがまた見たくなったときには、弊社にて随時デモを開催しておりますので、担当にお申し付けの上、ぜひお越しください。