【導入事例紹介】自動運転開発プラットフォーム RoboCar® 1/10 人材育成への活用
株式会社ZMP(東京都文京区、代表取締役社長:谷口 恒、以下ZMP)が販売する自動運転開発プラットフォームRoboCarⓇ 1/10が、名古屋大学 未来社会創造機構モビリティ領域が開講する先進モビリティ学の実験車両として導入され、自律運転制御モデルの学生への教育に活用されております。この度、弊社ウェブサイトにて事例紹介を公開いたしましたので、お知らせいたします。
【RoboCarⓇ 1/10活用事例紹介】 名古屋大学 未来社会創造機構モビリティ領域https://www.zmp.co.jp/case/110_180508
先進モビリティ学に導入されたRoboCarⓇ 1/10と実習の様子
名古屋大学 未来社会創造機構モビリティ領域では、環境への負荷が少なく、安全かつ安心な交通手段及びシステムに関するグリーンイノベーションの実現を目指し、研究の推進および人材育成を進めております。2017年度より設置した先進モビリティ学においては、次世代モビリティデザインを学ぶ教材としてRoboCar 1/10を使用し、実際に学生が物に触れて、考え、実践する実習を実施しております。実習の中では、自動運転車の概要から車両の制御、カメラを使った画像処理を学び、最終的には自動運転制御のコンテストを行います。自動運転の制御システム構築から実装、実際にミニチュアカーを用いて制御を行うことで、学生の問題解決能力の向上を目指しております。
RoboCarⓇ 1/10は各種センサを搭載し、コンピュータ制御が可能な実車の1/10サイズの自動車研究開発プラットフォームです。付属のソフトウェア開発環境(SDK)にはRoboCarの制御に必要となるAPI (Application Programming Interface)やサンプルプログラムが含まれており、ユーザは独自のプログラムで車両制御を行うことができます。RoboCar 1/10は大学を始めとする教育機関、自動車/部品メーカの自動運転や運転支援技術の研究開発、建機・農機・移動ロボットにおける自律移動技術の研究開発、また、それらを題材とした教育・研修などでご活用頂いております。
より幅広い研究開発・研修ニーズに対応するため、各種オプション・パッケージもご用意しています。車両周囲の状況を広範囲に把握するため前後にレーザセンサを搭載した「前後レーザレンジセンサセット」、遠隔操作の実験を行いたいお客様向けに遠隔操作用の専用PC、Wi-Fiルーター、ステアリングコントローラを追加した「RoboCarⓇ 1/10遠隔操作パッケージ」、MATLABとRoboCar 1/10 2016を接続するためのライブラリと経路設計用車両モデルを用意した「RoboCar 1/10 MATLABコネクション2017」があります。
ZMPは、自動運転開発プラットフォームの提供や実証実験の支援を通じて、今後も自動運転技術の向上へ貢献して参ります。
【ZMP RoboCar 1/10について】
https://www.zmp.co.jp/products/robocar-110
RoboCar 1/10の特長
・コンパクトな車体で屋内の研究室やラボでの実験が可能
・ステアリング、駆動用モーターをコンピュータ制御可能
・周囲環境を把握するセンサ、車両状態を把握するセンサ等を搭載
・サンプルプログラム付属。ユーザプログラムを実行可能
・自動制御モードとマニュアルモードの切り替え可能
【価格】
RoboCar 1/10:一般 80万円(税別)/ アカデミック 68万(税別)
RoboCar 1/10 前後レーザレンジセンサセット:
一般 104万円(税別)/ アカデミック 92円 (税別)
RoboCar 1/10 遠隔操作パッケージ:
一般 133万円(税別)/ アカデミッ ク 121万円(税別)
RoboCar 1/10 MATLABコネクション2017※: 20万円(税別)
(※上記価格にMATLAB/Simulinkは含まれません。すでにRoboCar 1/10 2016をお持ちの方向け。)
【プレスリリース記事】
プレスリリースPDFはこちらからご確認いただけます。