ディープラーニング研究開発用 公道走行データセット販売開始
-複数の方式でアノテーションを施した公道走行画像データを提供-
アノテーションデータの例(※上下の元画像は異なります)
上図:物体を矩形で囲んだバウンディングボックス方式、
下図:物体をピクセル単位で塗分けたセマンテックセグメンテーション方式
株式会社ZMP(東京都文京区、代表取締役社長:谷口恒、以下ZMP)は走行データ取得ソリューションRoboTestⓇ(ロボテスト)サービスのメニューとして、ディープラーニングの学習用データセットに利用可能な、ラベリングを実施したアノテーションデータの販売を開始します。
ADAS市場の活性化や自動運転技術の開発が進むなか、ディープラーニングを活用して走行可能領域、先行車両、周辺車両、歩行者、信号、標識、白線などの認識精度を上げていく試みが盛んに研究されるようになっております。画像によるディープラーニングにおいては、学習用データとして画像中の物体や道路領域などを正確にラベリングしたデータが必要となります。
今回販売を開始するアノテーションデータは、当社が公道走行により取得したデータに、学習用データセットとして各種ラベリングを実施しております。走行シーンは、市街地や高速道路を含み、直進だけでなくレーンチェンジや交差点での画像も含んだデータとなります。ラベルの分類は、自動車・バイク・人・自転車・標識・信号機などに分類。これらのデータを活用することで、お客様はディープラーニング等の研究開発の初期段階でのデータ確認が可能となります。また、お客様独自のアノテーションルール策定に向けたサンプルとしても手軽に入手し、利用いただけます。
当社は本データのご提供により、本来お客様がデータの作成に必要な機材準備、走行によるデータ取得、アノテーション処理などを代行さていただくことで、お客様の研究開発加速のご支援をしてまいります。
なお、走行データ取得ソリューションRoboTest®では、お客様オリジナルの走行画像データの取得はもちろんのこと、車両の情報などと併せた走行データ取得、そしてお客様の策定したアノテーションルールに基づいたデータセットの作成サービスもご提供しております。
さらに、当社ではそれらの取得データを同時に表示するオンラインビューワーやシーン分けなどを自動で行えるツールを、ロボ・データ・プラットフォームとしてご提供していく予定です。
【ディープラーニング研究開発用 公道走行データセット作成・販売サービス】
https://www.zmp.co.jp/products/robotest/annotation
【走行データ取得ソリューションRoboTestⓇについて】
ZMPは、自社の自動運転技術開発とテストの経験を活かし、2012年より公道におけるドライバーによる走行時のデータ取得支援サービスを実施しております。走行に必要なドライバー集めや管理を行うだけでなく、走行データ取得に必要なシステム(ロガー)の設計や構築などの上流工程、そして車両の手配と必要な設置・改造、および取得後のデータ処理まで一気通貫で実施することで、お客様の手間を大幅に削減できるサービスです。
<RoboTestⓇサービスの内容>
①走行データ取得のコンサルティング
②データ取得用システムの開発(ハードウェア、ソフトウェア)
③ドライバーの募集と管理、データ取得の運用マネジメント
④データ後処理(タグ付け、フォーマット変換等お客様要求仕様にあわせて)
⑤取得データの分析と報告
RoboTest®の詳細は、以下Webサイトをご覧ください。
https://www.zmp.co.jp/products/robotest
【データ解析・分析プラットフォームサービス Robo Data Platform(ロボデータプラットフォーム)について】
ZMPは、データ解析・分析の新しいツールとして、ユーザが自由にデータをディープラーニングなど機械学習に掛け、物体の認識処理や、センサ情報からシーン別にタグ付け、ドライバーの感情分析など、様々な解析・分析できるデータ後処理サービス環境を提供します。タグ付けされた情報から走行データの検索する時間を削減し、解析作業を効率化するサービスです。
Robo Data Platform(ロボデータプラットフォーム)の詳細は、以下Webサイトをご覧ください。https://www.zmp.co.jp/products/robotest/rdp
【価格情報】
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【プレスリリース記事】
プレスリリースPDFはこちらからご確認いただけます。