【導入事例紹介】ステレオカメラRoboVisionⓇ2 豊田工業大学 スマートビークル研究センター 走行環境変化にロバストなステレオ技術開発の検討へ活用
-雨や雪などの悪天候や日照条件の変化への対応手法を検討-
株式会社ZMP(東京都文京区、代表取締役社長:谷口 恒、以下ZMP)が販売するステレオカメラRoboVisionⓇ2が、豊田工業大学 スマートビークル研究センターにおいて、「走行環境変化にロバストなステレオカメラ技術開発の検討」のために活用され、カメラ画像を用いた認識技術開発に活用されております。この度、弊社ウェブサイトにて事例紹介を公開いたしましたのでお知らせいたします。
本事例は、2018年7月18日に開催した第10回ZMPフォーラムにおいて、豊田工業大学 名誉教授 三田 誠一先生より、最新の研究成果についてご講演いただいており、ステレオカメラを活用した認識技術の最新の取り組みを紹介しております。
【RoboVisionⓇ 活用事例紹介】豊田工業大学 スマートビークル研究センター(続報)
http://www.zmp.co.jp/case/rv2_181115
降雪時における視差画像の計測結結果
RoboVisionⓇ2 車両搭載
豊田工業大学 スマートビークル研究センターでは、高齢者や運転初心者に安全で、さらに環境への負荷が少ない運転支援システムの研究開発を進めています。具体的には、コンピュータがテレビカメラ、レーザスキャナー、GPS (global positioning system) などのセンサから得られる情報をもとに、歩行者や車両、道路、白線などのさまざまな対象を検出し、複雑な走行環境を認識できる技術を開発しています。本研究開発において、RoboVisionⓇ2は、カメラによる「走行環境変化にロバストなステレオ技術の検討」として、降雪、雨天、夜間、霧などの走行環境の変化に対して耐性のある認識システムの構築方法として、マッチング画像に対して信頼度分布に基づく距離計測を行い、ワイパーや雪などカメラ前面の外乱に対してより信頼性の高い計測結果が得られるアルゴリズムを構築しております。
同センターで活用いただいているRoboVisionⓇ2は、自動車/部品メーカ、また、大学等研究機関におけるADAS・自動運転技術開発などにおいて幅広くご利用いただいています。ステレオカメラユニット「RoboVisionⓇ」シリーズは、ハードウェア改良により距離精度が大幅に向上したRoboVisionⓇ2s、ステレオカメラによる物体検出や車間距離計測用ソフトウェア、そして、ソニー製車載用高感度CMOSセンサIMX390を搭載し最大150m・水平110°の検出範囲の4眼ステレオカメラRoboVisionⓇ3をラインナップしております。
ZMPは今後も、ADAS・自動運転開発支援ツールやセンサ、サービスを通じて、自動運転技術の向上へ貢献して参ります。
【関連製品】
超高感度ステレオカメラシステム RoboVisionⓇ2s
コンパクトサイズ+USB給電で容易に画像取得し、開発用SDKでアプリケーション&ソフト開発が可能
https://www.zmp.co.jp/products/robovision2s
ADAS/自動運転用ステレオカメラRoboVision3
最大測定距離150m、水平視野角110°とこれまでに無い距離と視野でセンシング
https://www.zmp.co.jp/products/robovision3
【関連ページ】
『自動運転』用センシングユニット特集
【プレスリリース記事】
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