物流支援ロボット CarriRo®、三井倉庫グループ企業にて導入
-自律移動機能の搬送導線の柔軟性を活用し、飛躍的に作業者の歩行距離を短縮-
株式会社ZMP(東京都文京区、代表取締役社長:谷口 恒、以下ZMP)が2018年11月から販売を開始している物流支援ロボットCarriRo® (キャリロ)AD(自律移動モデル)が、ロジスティックスオペレーションサービス株式会社の物流倉庫内において、作業負荷の軽減と働きやすい職場環境を構築するために導入されました。
この度、弊社ウェブサイトにて本事例を公開いたしましたので、お知らせいたします。
【CarriRoⓇ 導入事例紹介】ロジスティックスオペレーションサービス株式会社
事例URL:https://www.zmp.co.jp/carriro/detail_logios.html
自律移動モードでカゴテナーを牽引し、更に追従モードで後続している様子
ロジスティックスオペレーションサービス株式会社は、三井倉庫グループ企業として、主に顧客の工場や倉庫における構内物流業務をを展開されております。
同社の国内最大級の物流センターでは、ピッキング作業エリアが広範囲にわたっているため、作業者の1日に歩く距離が多い人で3万歩にもなり、作業者の負担軽減が大きな課題でした。ロケーションの変更、棚の配置移動等を行い改善を図りましたがそれでも限界があり、このたびCarriRo®の導入を決められました。
決め手となったのは、CarriRo®の搬送動線変更の簡略さ、でした。同社からは、他のAGV(無人搬送車)と比較してもずば抜けているとのコメントを頂いております。同社では、それぞれのピッキングエリアの作業者にはピッキングのみに集中してもらい、ピッキングエリアと検品場所への搬送はカゴテナーを取り付けたCarriRo® AD(自律移動モデル)を導入しました。更にCarriRo® FD(追従モデル)を追従させ、カゴテナーを取り付けて、機能の倍増を図っております。
この結果、ピッキングエリアと検品場所との往復が無くなり、飛躍的に作業者の歩行距離が短縮された、とのコメントも頂いております。
また、同社平野様(執行役員東日本物流担当)は今後の展開について、次のようにコメントされています。「現在CarriRo®を使用しているのは物流センターのみですが、工場の構内搬送でも使用する予定です。受入れた部品や部材を製造ラインに投入するまでの搬送において効果が期待できます。また、工場ではその日によって部品の投入場所が異なるため、可変タイプのランドマークを使用することで簡単に搬送経路を変える事が可能となり、大幅に工数を削減出来るのでは、とも期待しています。」
【物流支援ロボットCarriRo®(キャリロ)】
CarriRo®はジョイスティックによる操作ができるドライブモードおよびビーコン(発信機)を自動追従するカルガモモード、及び自律移動機能を有した台車型物流支援ロボットです。CarriRo®の機能を活用することで、運搬の生産性を最大約3倍まで引き上げることが可能です。CarriRo®単体では、最大150kgの荷物を、CarriRo®にオプションの牽引治具を取り付けることで約300kgの荷物を8時間連続で運ぶことができ、倉庫や物流センター内のピッキング業務の効率化や、工場内の工程間搬送に利用することでベルトコンベアやAGV(無人搬送車)を代替することも可能です。また作業負荷が大きく軽減されることにより、これまで重労働と見られていた運搬作業を女性や高齢者でも行えるようになるため、働き手の拡充、雇用の促進にもお使い頂ける製品です。
【製品Web URL】 https://www.zmp.co.jp/carriro/
【動画】https://youtu.be/dkfvVXNdaCU
【製品価格】
CarriRo® FD(2018年モデル(追従機能)):5年リース 月額28,000円(税別)/ 1台
CarriRo® AD(自律移動モデル):5年リース 月額52,000円(税別)/ 1台
エントリーパッケージ(CarriRo® AD1台、CarriRo® FD2台):5年リース 月額100,000円
(税別) / 3台
【主な仕様】
本体重量 |
55kg |
大きさ |
幅61cm×奥行91cm×高さ24cm ※ハンドル部96cm |
最大積載荷重 |
150kg |
最大速度 |
時速6km(ドライブ、追従モード) 時速3km(自律移動モード) |
牽引力 |
250N (300kg相当) ※路面状況や台車の状況によります。 |
充電時間 |
2時間半 |
稼働時間 |
8時間 ※稼働状況によって異なる可能性があります。 |
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【プレスリリース記事】
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