自動運転タクシー公道走行サービス実証が APEC「第4回ESCIベスト・プラクティス・アワード」 スマート・トランスポート部門にて銀賞受賞
-日本勢初の快挙を達成-
株式会社ZMP(東京都文京区、代表取締役社長:谷口 恒、以下ZMP)が、日の丸交通株式会社(東京都文京区、代表取締役社長:富田 和孝、以下日の丸交通)と昨夏に実施した世界初の自動運転タクシー公道サービス実証(以下、本実証)が、7月5日、APECのESCI(*1)による第4回ベスト・プラクティス・アワード(*2)の最終審査発表で、スマート・トランスポート部門銀賞を獲得しました。
これまで同部門での日本勢の受賞はなく、また今回の第4回アワードの全5部門においては、本実証が唯一の日本勢受賞となりました。
APEC(アジア太平洋経済協力)が、参加国21カ国の優れたエネルギー効率化政策を表彰する「ESCIベスト・プラクティス・アワード」。この運輸交通部門にあたる「スマート・トランスポート部門」だけでも今回は、約270の実施例(*3)がアワード候補として同ホームページで紹介されています。2年に1度開催のアワードだけにその注目度は大変高く、厳しい最終審査を経て、金賞・銀賞だけを選ぶ狭き門となっています。
昨年8月27日~9月8日まで東京の都市部大手町と六本木を結ぶルートで実施した本実証は、APEC ESCI事務局より、銀賞授与に当たり、『未来の発展動向を捉えた革新的なコンセプト』という、最大級の賛辞を頂きました。具体的には下記のコメントを頂いております。
「貴社プロジェクトは全ての評価項目において、総合的に評価が高く、銀賞を授与した最大の理由はその革新性(イノベーティブネス)にあります。革新性については、今回の第4回アワード審査においても特に重視しました。審査員の採点でも、このプロジェクトこそ革新的なコンセプトであると確信、東京都からの経済的支援ならびに官民パートナーシップも果たせたと思います。さらに、このプロジェクトの革新的なコンセプトは、未来の発展動向を捉えていると評価します。」
社員一同、今後もこの受賞を励みに、益々の努力を重ねてまいります。
なお、7月23日から4日間開催のZMP World 2019の初日の7月23日に、今後の自動運転タクシー実現に向けた取組みを発表いたします。
詳しくはZMP World 2019の特設ホームページを御覧ください。
【ZMP World 2019 特設ページ】: https://www.zmp.co.jp/products/zmpworld2019
■記者発表情報
【開催日時】:7月23日(火)11:15~12:00
【タイトル】: 2020年自動運転タクシーサービス実現に向けた取り組みの発表
【登壇者】: 日の丸交通株式会社 代表取締役社長 富田 和孝
株式会社ZMP 代表取締役社長 谷口 恒
【発表概要】: 空港リムジンバスと自動運転タクシーをつなぐ、都心部でのMaaSの取り組みについて発表を行います。
【APEC ESCIホームページ】
APEC第4回ESCIベスト・プラクティス・アワード最終審査結果発表、及び各部門ベスト5掲載されています。
https://www.esci-ksp.org/archives/13128
『スマート・トランスポート』部門の“インテリジェント・トランスポート・システムズ”として、自動運転タクシーサービス本実証が、動画とともに英語で公開中です。(APEC ESCIホームページ)
■APEC 「ESCIスマート・トランスポート」部門 紹介ページ】
https://www.esci-ksp.org/archives/project/autonomous-driving-taxi-in-tokyo-worlds-first-autonomous-driving-taxi-service-demonstration-on-public-roads
【自動運転タクシー公道サービス実証概要】
https://www.zmp.co.jp/news/pressrelease_20180827
*1 APEC ESCI(エネルギー・スマート・コミュニティー・イニシアティブ:Energy Smart Communities Initiative)
2010年11月当時のオバマ米大統領と管直人首相による日米首脳会談合意で設立。APECエコノミーと連携し、最終技術導入を通してエネルギー効率の良いビル、輸送、電力、教育等を、アジア太平洋地域に拡大することを目標としている。
*2 「ESCIベスト・プラクティス・アワード」は、2年ごとに開催、APEC参加国のエネルギー構想に基づいた取組みや、実施例を選考対象としている。「スマート・ビルディング」、「スマート・グリッド」、「ローカーボン・モデル・タウン」、「スマート・ジョブ&コンシューマー」、「スマート・トランスポート」の全5部門で構成。各部門で金賞・銀賞を授与。2011年の第1回から始まり、今回の第4回は2016年12月以降に発足したプロジェクトが選考対象。これまで「スマート・トランスポート」部門での日本勢の受賞は無い。
*3「スマート・トランスポート部門」における各国の実施例(APEC ESCIホームページ)
https://www.esci-ksp.org/archives/task/smart-transportation
【プレスリリース記事】
プレスリリースPDFはこちらからご確認いただけます。