レベル4対応自動運転用緊急ブレーキ受注開始
-特許申請中、自動運転レベル4実用事例あり-
-自動運転車両RoboCar®シリーズに後付け可能-
作動前にモーターを駆動し、
バネを縮めアクチュエーター駆動用フルードを
追加リザーバータンクへ流入させます。
作動時は、追加リザーバータンクに貯めたフルードをバネの力で流出させ、
アクチュエーターに流れたフルードがペダルを押し、
ブレーキをかけます。
エマージェンシーブレーキ(後付けタイプ) 設置例
エマージェンシーブレーキ(後付けタイプ) 本体外観
株式会社ZMP(東京都文京区、代表取締役社長:谷口 恒、以下ZMP)は、ADASや自動運転の実験中にドライバーが運転席に乗車しておらず、システムや電源トラブルが発生した場合であっても、危険防止のため車両に緊急ブレーキをかけることが可能なエマージェンシーブレーキの受注を開始します。ZMPは、自動運転レベル3または4の自動運転サービス開発を行う中で、ドライバーが運転席に乗車している場合にはブレーキを使用すれば危険を回避できるところ、とくに自動運転レベル4以上の完全自動運転を行っているときに不慮の電源断などにより自動運転システムにトラブルがあっても、ブレーキを駆動できる仕組みをつくりました。今後ZMPで販売する自動運転車RoboCar®シリーズでは標準装備として安全性を向上させるほか、すでに運用している自動運転車RoboCar®シリーズには後付けで搭載することができます。
エマージェンシーブレーキ 後付けタイプは、既存の油圧式車両ブレーキシステムとは別系統のシステムを追加します。ブレーキペダルを駆動するためのアクチュエーターを装備し、作動時には機械的にペダルを動かして車両を止める機構です。
エマージェンシーブレーキは、既存の油圧式車両ブレーキシステムのマスターシリンダ(MC)からESP/ABSまでのブレーキ油圧経路の間に組込むことも可能です。組込タイプの場合、ZMPは、実験車両への導入から共同研究のできるパートナを募集しております。
【仕様】
フルブレーキ時間 | 0.3秒 (人間ドライバーの場合、約0.15秒) |
消費電力(待機時) | 10W |
【価格】
エマージェンシーブレーキ(後付けタイプ)・・・RoboCar®シリーズへの後付けの場合、800万円~
【プレスリリース記事】
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