中部国際空港における 小型EVバス自動走行実証動画を公開
-世界初の誘導路横断システムや遠隔オペレーション実証で実用化へ-
株式会社ZMP(東京都文京区、代表取締役社長:谷口 恒、以下ZMP)は、2019年12月16日~12月18日に実施した中部国際空港制限区域内における自動走行車両による実証実験の走行動画を公開しました。
ターミナルに停車する自動走行小型EVバス
本実証実験は、丸紅株式会社(以下、「丸紅」)とZMPの合弁会社であるAiRO株式会社が国土交通省航空局主催の空港制限区域内の自動走行に係る実証実験に参加、ZMPが開発した自動運転車両RoboCar® Mini EV Busを用い、自動走行車両による試験を行いました。
また今回新たに、画像認識などのAI技術を用いた航空機検知機能による世界初の誘導路横断の自動判断システムや、遠隔でドア開閉などのオペレーションを行うなど、より実運用に近い技術・サービス検証を行いました。
ZMPは今後、空港制限区域内における自動走行バスの導入を進めると共に、自動走行車両および付随サービスの商品化・販売の検討に向けた取り組みを推進していきます。
中部国際空港制限区域内での自動走行実証実験 ウェブサイト:
https://www.zmp.co.jp/case/izac/airport3
自動走行小型EVバスイメージ
リモートコントロールセンターの様子
【RoboCar® Mini EV Busについて】
RoboCar® Mini EV Busは、中国ANFUI ANKAI AUTOMOBILE社製の小型EVバスをベースにユーザーが外部装置(PCや専用装置)より制御信号を入れることで制御ができるようにZMPの制御装置を組み込んだ自動運転用の車両装置です。ZMPが開発する自動運転コンピューターIZAC®を搭載し、人員輸送や荷物輸送の無人化にむけたサービスの構築に活用いただけます。
【RoboCar® Mini EV Busの仕様】※仕様は予告なく変更となる可能性があります。
使用車両 | ZMP製RoboCar Mini EV Bus※1 |
乗車定員 | 11名(ドライバー席含む) |
全長×全幅×全高 | 6.61m/2.32m/2.87m |
車両重量 | 8,320㎏ |
ハンドル有無 | 有 |
最高速度 | 69km/h |
満充電走行距離 | 60~80km(A/C off時) |
充電時間 | 約60分 |
自動運転の方式 | 自律型(インフラに手を加えずに自動運転) |
基本機能 | 自己位置推定、障害物認識、車両制御 マニュアルモード・自動制御モード切替 等 |
【製品Web URL】https://www.zmp.co.jp/products/robocar/robocar-mini-ev-bus
【動画】https://youtu.be/0F4UpqIzkI4
【価格情報】RoboCar® Mini EV Bus(自動運転バス)一式 7,000万円~
・消毒液散布機能オプション:お問い合わせください
-その他、自動走行用マップの作成や現地セットアップ等の初期費用、オペレーション用監視システムおよび保守費用などが別途必要となります。
【プレスリリース記事】
プレスリリースPDFはこちらからご確認いただけます。