無人警備・消毒ロボ「パトロ™」赤外線カメラによる熱検知機能およびトライアルプログラムを提供

2020-05-22 03:02

無人警備・消毒ロボット「パトロ™」

株式会社ZMP（東京都文京区、代表取締役社長：谷口恒）は、操作不要で自動走行する無人警備・消毒ロボット「PATORO™（パトロ）」のオプション機能として赤外線カメラによる熱検知機能を提供いたします。

赤外線カメラの熱検知による不審者の発見

パトロ™は無人警備ロボットとして、施設屋内外の巡回警備を自動運転により行うことができますが、夜間などの利用も多くなるため通常のカメラによる監視に加え、赤外線カメラにより熱検知を行うことで、より確実に不審者の補足を行えます。

無人警備・消毒ロボット「パトロ™」は、ZMPが同等の走行性能や自律移動性能を持つ無人宅配ロボット「デリロ™」や自動運転車椅子ロボット「ラクロ™」といった歩く程度の速度で走行する「低速自動運転ロボット群（以下、ライフロボット）」と呼ばれる3つのロボットを共通で開発しており、以下のような特徴を持ち、実世界で実用化するための強みを持っています。

➢ 特徴1：屋内外両方に対応できる高い走破性能
移動ロボットとして高い走行性能を持ち、屋内外においても実用性があります。例えば空港、駅、病院、ショッピングセンター、学校などでの施設においては、絨毯、段差、スロープなどの様々な環境が存在します。ZMPのライフロボットは全て、5cmの段差、8度の斜面も走行できるパワフルな走破性能を持ち、これまでの屋内専用のロボットでは難しい、実世界の様々な環境に対応することができます。

また、特に屋内においてはフロア内の横移動に加えフロア間の縦移動も必要となりますが、ZMPでは自動運転によるエレベーターの乗り降りの検証実績もあり、エレベーターメーカーの協力の下で建物全体の移動ができます。

➢ 特徴2：信頼性の高い自動運転技術と遠隔監視・操作システム
ライフロボットは、2017年の開発開始から累計で5千キロを無事故で走行してきた実績があり、自動運転に関する高い信頼性を持ちます。

さらに、ただロボットとして単独走行するだけでなく、遠隔監視・制御のためのクラウドシステム「ROBO-HI®（ロボハイ）」により、常にロボット自身の状態や周囲の状況確認が行え、警告することもできるため、ロボットの盗難防止にも役立ちます。必要に応じて人の判断によるロボットの遠隔操縦ができる仕組みも提供しています。

➢ 特徴3：ハードウェア＆ソフトウェアが全て自社開発の国産品
無人警備ロボット「パトロ™」は、セキュリティ面でも安心の国産品です。ロボット本体（ハードウェア）、自動運転ソフトウェア「IZAC®（アイザック）」、自動運転用の高精度マップ「ROBOMAP®（ロボマップ）」、そして遠隔監視・制御システム「ロボハイ®」を一貫して自社開発しているため、ユーザーやマーケットのニーズにあわせて柔軟に、そして迅速に改良・改造していくことができます。また、自社開発製品として販売後も自社での的確で迅速なサポート、さらに製品の定期的なアップデートを実施します。

■ パトロ™トライアルプログラムの提供

パトロ™トライアルプログラムの内容

自動運転ロボットの普及のため、ZMPでは実際に活用する場所での効果検証をサポートいたします。パトロ™本体とロボハイ®（端末含む）をレンタルし、自動運転に必要な基本プロセスを当社のサポートの下で実施するため、導入時や運用に必要な項目を確認いただけます。

トライアルプログラムは準備から検証まで1週間程度のプログラムとなり、90万円（税別）で提供いたします。

■ 費用
無人警備ロボット「パトロ™」 : 月額10万円～(税別)／5年リース
消毒液散布機能付き「パトロ™」 : 月額11万円～（税別)／5年リース
赤外線カメラオプション : お問合せください
パトロ™トライアルプログラム : 90万円（税別）※利用環境・条件によるため詳細はお問合せ

■ パトロ™の仕様　※仕様は予告なく変更となる可能性があります。

寸法／重量	長さ80.0cm×幅65.4cm×高さ108.9cm／約110kg
主な機能	移動機能：自己位置推定による自律移動、障害物回避コミュニケーション機能：表情・声による周囲とのコミュニケーション
速度	最大6km/h
安全機能	レーザセンサーやカメラによる障害物認識と自動回避・停止、緊急停止スイッチカメラによる遠隔での周囲監視
充電／稼働時間	1時間充電／2～6時間稼働　（利用環境・頻度等により異なる）