無人警備・消毒ロボ「パトロ™」内閣府での無人消毒実験の動画を公開
株式会社ZMP(東京都文京区、代表取締役社長:谷口 恒)は、2020年6月1日に内閣府(合同庁舎8号館)エントランスホールにおいて、西村康稔経済再生担当大臣の視察のもと無人警備・消毒ロボ「PATORO™(以下、パトロ)」の無人消毒のデモンストレーションを実施した動画を公開いたしました。
無人警備・消毒ロボット「パトロ」は、ビルや敷地内の巡回警備の無人化などを目的とし開発した警備ロボットです。ZMPは昨今の様々な場所での消毒ニーズに応えるため、パトロへ消毒液散布機能を追加、新型コロナウイルスへの対策の一つとして、人が往来する様々な施設への導入を進めています。
動画では、人がよく触れる設備として、ベンチ、テーブルと椅子、そしてエレベーターのボタンなどを順次消毒する様子をご覧になれます。自律移動および消毒液散布器の自動制御により、消毒対象とする設備の設置エリア以外は散布をしないなど、効率よく消毒ができる可能性を示しています。
来客用ベンチの消毒
テーブルと椅子の消毒
エレベーターボタンの消毒
遠隔監視・制御システムROBO-HI®(ロボハイ)
内閣府での無人消毒実験の様子は、以下の取り組み紹介ページにて公開しています。エントランスホールにて来客用ベンチ、椅子やテーブル、そしてエレベーターボタンなどを順次消毒するシーン、および遠隔監視・制御システム「ロボハイ」の画面などをご覧いただけます。
【取り組み紹介ページ】
https://www.zmp.co.jp/products/lrb/patoro/case/cabinet-office-disinfection
ZMPのパトロの強みは、①5cmの段差や8度までの斜面も乗り越えられる屋内外での走破性、②信頼性の高い自動運転技術と遠隔監視・操縦技術、②ハードウェア・ソフトウェアが全て自社開発で安心の国産品、といった点であり、実用導入にむけたサービスを6月より開始しております。
また消毒に関する専門企業の協力のもと、複数の消毒液に関して無人消毒ロボットにより散布消毒する場合の効果に関するエビデンスの取得を行ってまいります。また今後、エレベーターやセキュリティゲート連携によって無人消毒ロボットの活用範囲を広げ、さらには遠隔監視・制御システム「ロボハイ」による無人警備・消毒に必要な機能追加など、実導入に必要な実践的な改善を継続してまいります。
■無人警備・消毒ロボット「パトロ」について
パトロは歩く程度の速度で走行する「低速自動運転三兄弟」の1つとして、無人宅配ロボット「デリロ」自動運転車いすロボット「ラクロ」と同様、豊かな表情と声のコミュニケーションにより、人と共生することを目指して開発されたロボットです。複数のカメラやレーザーセンサーを利用して周囲の通行人を検出し、自動で回避したり障害物手前で安全に停止する機能を有するほか、声で存在を知らせたり道を譲ってもらうようお願いするなどにより、周囲の人が心地よく共生でき、そして安全に走行するロボットです。オプションで消毒液散布機能を提供し、これからの安全・安心な世の中の実現にむけて、空港、駅、オフィスビル、商業施設、病院、福祉施設など多くの人が生活・往来する場所での感染拡大防止にむけた消毒ニーズに応えてまいります。
■「パトロ」の主な仕様 ※仕様は予告なく変更となる可能性があります。
寸法/重量 | 長さ80.0cm×幅65.4cm×高さ108.9cm/約110kg |
主な機能 | 移動機能:自己位置推定による自律移動、障害物回避 コミュニケーション機能:表情・声による周囲とのコミュニケーション |
速度 | 最大6km/h |
安全機能 | レーザセンサーやカメラによる障害物認識と自動回避・停止、緊急停止スイッチカメラによる遠隔での周囲監視 |
オプション機能 | 消毒液散布機能(自動制御)、赤外線カメラによる熱検知機能 |
充電/稼働時間 | 1時間充電/2~6時間稼働(利用環境・頻度等により異なる) |
■「パトロ」の価格情報
無人警備ロボット「パトロ」:月額10万円~(税別)/5年リース
消毒液散布機能付き「パトロ」:月額11万円~(税別)/5年リース
パトロ トライアルプログラム:90万円(税別) ※利用環境・条件によるため詳細はお問合せ
製品ページ:https://www.zmp.co.jp/products/lrb/patoro
【プレスリリース記事】
プレスリリースPDFはこちらからご確認いただけます。
【高画質画像】
来客用ベンチの消毒
テーブルと椅子の消毒
エレベーターボタンの消毒
遠隔監視・制御システム「ロボハイ」
無人警備・消毒ロボット「パトロ」