RoboSim™を活用した物流ロボット向けシミュレーションサービスを開始
-8月18~20日開催のZMP Worldにてサービス発表、画面デモ-
株式会社ZMP(東京都文京区、代表取締役社長:谷口恒)は、自動運転シミュレーターRoboSim™を活用し、CarriRo®シリーズに代表される、台車型物流支援ロボット、無人フォークリフト、無人けん引車向けにシミュレーションサービスを開始します。
RoboSim上でのCarriRo AD+とCarriRo Forkの連携シミュレーション
動作は全て実際の制御に基づいて行われている
自動運転シミュレーターRoboSimは、ロボット及び自動運転車両の走行や挙動を仮想空間上で実現できるシミュレーターです。現在公道走行が許可されていないロボットや自動運転車両を、シミュレーター上で走行させることにより、自動運転アルゴリズムの検証などに利用されています。一方、このRoboSimを活用することにより、倉庫や工場などで物流ロボットを導入する際に必要となる、必要稼働台数、ロボットの導線分析に基づいた現場環境との適合性、また物流スループットを簡単に計測、シミュレーションを行うことも可能となります。
従来まで、AGVや物流ロボットを導入する際には、それらの情報を整理するために多くの時間と労力が必要となりましたが、本サービスを利用することにより、3Dデータで視覚的に、また客観的な情報として、社内での導入検討を加速し、スムーズな物流ロボットの導入を進めることが可能となります。またシミュレーション上での各ロボットの動きは実際の制御に基づいて行われるため、非常にリアルな動きで実際の現場環境での高い再現性を実現できます。
本サービスで利用できるシミュレーションは以下となります。
① ロボットの必要稼働台数の計算
② ロボットの設置に必要となる設備(ランドマークや反射ポールなど)の数量や設置場所
③ ロボットの走行ルート
④ 物流スループットを前提とした一連の業務の流れ
また、物量や作業スケジュールなどのインプットデータを変更することにより、様々な業務シナリオもシミュレーションすることが可能なため、業務の繁閑や、将来の物量を想定した導入検討にも対応しています。
サンプル動画については、以下リンクよりご参照ください。
https://youtu.be/19gQXIB8QLw
サービスの利用可能開始時期、詳細な料金プラン、及びサービスのデモンストレーションについては、8月18日~20日開催のZMP Worldにて「物流を無人化し、現場を加速する!CarriRo物流無人化ソリューションのインパクト」の講演枠にて発表します。
【ZMP World 2020 開催概要】
テーマ:『Robot Life(ロボットライフ)-人とロボットの共生による安全で楽しい生活の創造-』
ZMP World 2020 (セミナーイベント)
開催日時:2020年8月18日(火)~20日(木)10:00~18:00
参加費:無料
イベントページ:https://www.zmp.co.jp/event/zmpworld2020
【RoboSim関連講演】
タイトル | 【ZMP発表】自動運転シミュ―レーターRoboSim(ロボシム)の紹介 |
発表者 | 株式会社ZMP 取締役ロボテク開発部長 景山 浩二 |
概要 | 人々と共生するロボットの実現を加速するために開発している自動運転シミュレータ ロボシムを最新の活用事例を交えてご紹介します。 ZMPでは、ロボシムをライフロボ(デリロ、ラクロ、パトロ)、キャリロ(AD+、フォーク)、自動運転(自動タクシー、EVミニバス)の開発のために活用しています。 |
講演日時 |
【物流支援ロボットCarriRo®について】
物流支援ロボットCarriRo®は、ZMPが開発に取り組む自動タクシー®のサービス実証に代表されるZMPの自動運転技術を応用して開発された製品です。少子高齢化の流れにより急速な人手不足となっている物流業界において搬送作業の負荷を軽減し、省人化・効率化を目的として販売を実施しております。現在販売開始から累計約200ユーザーの導入実績があり、自律移動による新たな付加価値により物流拠点や工場を始め、ホテルなどのサービス業界と様々な分野に導入が広がっております。
製品Web URL https://www.zmp.co.jp/carriro/
製品紹介動画 https://www.youtube.com/watch?v=JlclILM6cmw
【プレスリリース記事】
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