ENEOS×ZMP 無人宅配ロボ「デリロ™」を活用した デリバリーインフラ構築に向けた協業を開始
株式会社ZMP(東京都文京区、代表取締役社長:谷口 恒)は、無人宅配ロボットを活用したデリバリーインフラ構築と実用化に向けて、ENEOSホールディングス株式会社(代表取締役社長 社長執行役員:大田 勝幸、以下ENEOS)と協業に関する契約を締結いたしました。
本協業では、無人宅配ロボ「DeliRo™(以下デリロ)」をサービスステーション(以下SS)などに配備し、食料品や日用品など異なる店舗の商品を同時に一般消費者へ配送することができる独自のデリバリーインフラの構築を目指します。配達員の人手不足解消や非対面・非接触での配達ニーズに応えてまいります。
デリバリーインフラの確立に向けた第一歩として、ZMPの「RoboTown」構想として掲げる東京都中央区佃・月島エリアにてデリロを活用した稼働率や収益性などのビジネス性検証、および宅配プラットフォームとの連携やロボット公道走行などの技術検証のための実証を行います。また、ロボットの充電・デリバリー拠点として、東新エナジー株式会社(代表取締役社長:比毛 新太郎、以下東新エナジー)協力のもと、同社が運営するDr. Drive月島SS(住所:東京都中央区佃2-18-8)に、デリロを配備いたします。
ENEOSと実現するRoboTown佃のイメージ
無人宅配ロボ「デリロ」
実証実験を通じて、本事業の技術的・ビジネス的課題を抽出し、2022年を目途に最適なシステム・ビジネス等の設計・構築を行い、安心・安全・低コストで実用的なデリバリーインフラの提供を目指します。また、デリロの公道走行の実用化にむけて、本協業体制を通じて法規制の整備を積極的に関係各省庁へ働きかけてまいります。
ZMPは、今後公道での走行及び実用化を目指していくうえで、社会的受容性及びサービスとしての利便性を高めていくことで、新しいライフスタイルを提供していくとともに、デリバリーの人手不足解消等社会問題 の解決に貢献してまいります。
<直近の実証事業概要>
目的 |
無人宅配ロボットを活用したデリバリーインフラ構築に向けた技術的・ビジネス的課題の抽出 |
期間 |
2021年2月を予定 ※公道走行に必要な手続き等が終了次第 |
実施場所 |
宅配エリア:東京都中央区佃 自動宅配ロボットステーション:東新エナジー運営Dr. Drive月島SS |
実施内容 |
宅配プラットフォームを通じて近隣住民からの注文を受け、デリロ等を活用した宅配を行う。 |
各社の役割分担 |
・ENEOS:デリロの保有・保管・運用及び注文・宅配プラットフォームの運営 ※参加小売店・飲食店等については調整中 ・東新エナジー:ロボットの充電・デリバリー拠点の提供 ・ZMP:デリロおよびROBO-HIⓇシステムの提供、その他ロボット運用の支援等 |
■ENEOSホールディングス株式会社の概要
代表者 |
代表取締役社長 社長執行役員 大田 勝幸 |
所在地 |
東京都千代田区大手町1-1-2 |
事業内容 |
エネルギー事業、石油・天然ガス開発事業、 金属事業を行う子会社およびグループ会社の経営管理ならびにこれに付帯する業務 |
設立日 |
2010年4月1日 |
■無人宅配ロボ「デリロ」について
「デリロ」は歩く程度の速度で走行する「低速自動運転ロボット三兄弟」の1つとして、自動運転車いすロボット「ラクロ™」無人警備・消毒ロボ「パトロⓇ」と同様、豊かな表情と声のコミュニケーションにより、人と共生することを目指して開発されたロボットです。複数のカメラやレーザーセンサーを利用して周囲の通行人を検出し、自動で回避したり障害物手前で安全に停止する機能を有するほか、声で存在を知らせたり道を譲ってもらうお願いをするなどにより、周囲の人が心地よく共生でき、安全に走行するロボットです。宅配サービスを実現するため、自律移動可能なロボット、ユーザー用・店舗用アプリ、ITサービスをパッケージ化して提供致します。
■主な仕様 ※仕様は予告なく変更となる可能性があります。
寸法/重量 |
長さ96.2cm×幅66.4cm×高さ108.9cm/約120kg |
主な機能 |
移動機能:自己位置推定による自動運転、障害物回避 コミュニケーション機能:表情・声による周囲とのコミュニケーション |
速度 |
最大6km/h |
安全機能 |
レーザーセンサーやカメラによる障害物認識と |
配達ボックス |
1ボックス/4ボックス/8ボックス |
充電/稼働時間 |
1時間充電/4~6時間稼働 (利用環境・頻度等により異なる) |
【プレスリリース記事】
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