RoboCarⓇ 1/10X 北海道科学大学機械工学科 「個の力」奨学金 2021専門性深化コース研究テーマに採用
株式会社ZMP(東京都文京区、代表取締役社長:谷口 恒)が販売している自動運転/AI技術開発用ロボットカーRoboCar 1/10Xが、北海道科学大学にて実施された、「個の力」奨学金 2021 専門性深化コースの研究テーマに採用され活用されています。
RoboCar 1/10X
「個の力」奨学金 2021は北海道科学大学の開学50周年事業に対し、寄せられた寄付金の一部を原資として「開学から50周年を刻み、次の50周年を支える人材を育てる」ことを目的として創設されました。その中の専門性深化コースでは知識・技能といった“個の力”を深めることをめざして、カリキュラムにとらわれず、自ら求めた研究テーマに挑戦する学生に対して支援されています。
本専門性深化コース採用奨学生を指導されている機械工学科 竹澤 聡教授はRoboCar1/10Xを導入した理由として「現在自動運転車では、『正しい情報をいかに入手するか』が重要視されており、この原理の奥深さを探求しようと考えたのがきっかけです。本研究の基礎には「ベイズ理論」が使われています。これは直前までの過去の情報と、たった今取得した直近の情報をもとに、システムの状態の更新を繰返すことで正確な位置決めが達成されるという手法です。自動運転技術の必要要件として、未知領域の地図作成と高精度な車両自己位置技術、走行経路プランニングと安全性の確保、障害物回避指令と迅速な回避動作の確立を研究することを目的としました。このような研究テーマの教材として最適と考えRoboCar1/10Xを選択しました。」と仰っていらっしゃいます。
本研究成果は機械工学科第1回サイエンスセミナーにおける事例紹介、「個の力」奨学金成果報告会でのプレゼン、および工学教育協会への論文投稿にて公開を実施されています。
【本事例紹介ページ】
https://www.zmp.co.jp/products/robocar/robocar-110x/case/110-20220309
【RoboCar1/10X 製品紹介URL】
https://www.zmp.co.jp/products/robocar/robocar-110x
紀伊国屋書店札幌本店1Fインナーガーデンにて機械工学科第1回サイエンスセミナー風景
北海道科学大学 RoboCar1/10X 開発環境
【本研究のアプローチ手順】
1. ベイズ理論勉強会
2. ROS勉強会、LiDARの役割
3. Linux OSに関する研究
4. 実験用RoboCar1/10Xによる実験
5. RVizを使用したLiDARシミュレーション及び自律走行実験
【製品仕様】
※本製品仕様は予告なく変更の可能性があります。
【製品価格】
RoboCar 1/10X:通常価格 180万円(税別)/ アカデミック価格 144万円(税別)
(ソフトウェア開発環境(SDK)付属)
※レンタル価格:15万円(税別)/月 <期間1ヶ月から対応>
RoboCar 1/10X MATLABコネクション2021:20万円(税別)
(すでにRoboCar 1/10Xをお持ちの方向けのオプションです)
※上記価格にMATLAB/Simulinkのライセンス費用は含まれません。
【プレスリリース記事】
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