テストコース向け自動運転システム「カートモ」 レベル4システム提供開始
株式会社ZMP(東京都文京区、代表取締役社長:谷口 恒)は、テストコース向け自動運転システム「CarTomo®(カートモ)」にて無人自動運転を可能にするレベル4のシステムの提供を開始致しました。
レベル4、自動運転システム構成例
本システムはZMPの自動運転車両RoboCar®シリーズに各種センサー、緊急ブレーキシステム、自動運転コンピューターIZAC®を搭載し、無人自動走行を実現するための各種機能が含まれています。
今回提供を開始したドライバーの乗車しないレベル4システムはセーフティーアセスメントを実施し、安全機能としてシステム冗長化の仕組みを実装しています。車両に使用するセンサー類の検知状況の監視機能や自動運転の頭脳にあたるZMPのコア技術IZACの状態をバックアップPCより常時監視し、異常な動作を検出した際にはエラー停止するモニタリング機能を搭載するなど信頼性の高い無人自動運転を実現しています。
テストコース向け自動運転システム「カートモ」無人走行シーン
また本システムには、特定エリアの交通状況を把握する路車間連携システムや、一人のシステムオペレータによる複数台コントロールを実現する遠隔監視システムも実装されています。
本システムは株式会社ブリヂストンのブリヂストンプルービンググランド(テストコース)内のタイヤ騒音試験において導入され、ご活用いただいております。
ZMPは、今後も様々なフィールドの自動運転車両に本システムを適用することにより、安全・安心な自動運転社会実装を推進します。
【テストドライバー無人化システム「カートモ」について】
ZMPは、自動運転技術を応用したテストドライバーの無人化システムを「カートモ」として提供しています。本システムはZMPの自動運転車両RoboCarシリーズに各種センサー、緊急ブレーキシステム、自動運転コンピューターIZACを搭載し、テストコース上での自動運転を実現するための各種機能が含まれます。テストコースでの走行業務の内容に応じたシステム構築・導入支援サービスを行います。詳細はお問い合わせください。
製品URL:https://www.zmp.co.jp/products/izac/car-tomo
【レベル4自動運転を実現する安全機能】
・IZACシステム冗長化
・緊急ブレーキシステムの搭載
・プロセス監視機構
・センサー異常検知
・ローレベル制御モニタリング機能
・ローカリゼーションモニタリング機能
・経路計画モニタリング機能
・ロギングシステム
【自動運転車両RoboCarシリーズ】
テストドライバー無人化システム「カートモ」にてシステム提供可能な車種ラインナップとして、実車タイプでミニバン、SUV、バスの3車種をご用意しています。プログラム制御により走る、曲がる、止まる等の制御が可能なベース車両から信頼性の高い自動運転ソフトウェアIZAC、遠隔監視システムまでのトータルソリューションで提供致します。
https://www.zmp.co.jp/products/robocar
【プレスリリース記事】
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