-医療現場の人手不足解消とセキュリティを強化-

株式会社ZMP（東京都文京区、代表取締役社長：谷口 恒）は、ZMPの提供するロボットとロボットマネジメントシステムROBO-HI®（ロボハイ®）を活用した病院向けソリューションコンセプトとして「スマートホスピタル」を発表いたします。

医療現場では、少子高齢化に伴う患者数の増加に対し、医療従事者の確保が追いついていないことや、配膳カートや薬剤運搬カートなどの病院内の搬送業務に加え、清掃や警備等にも多くの労働力が割かれていることにより、慢性的な人手不足が課題となっております。

また、感染症対策のため入院患者への面会が制限される中、医材や物品の搬出入で多くの業者が病院内外を行き交うため、衛生面やセキュリティ面での不安の声が上がっています。

そういった課題を解決するため、当社は病院内での搬送、清掃、警備ロボット等と、ロボットマネジメントシステムROBO-HIを活用した新しい病院向けソリューションコンセプトを発表いたします。また、本スマートホスピタルの新しいロボット製品として、DeliRo® Tractor（デリロ®トラクター）を発表いたします。

【スマートホスピタルの全体像】
ZMPの各種ロボットは、病院内の様々な業務に活用されます。医材や薬剤、検体の運搬だけでなく、注射カート、配膳カートといった大型の物の運搬も担うロボットの他、清掃や警備業務を担うロボットも提供されます。

それらのロボットは、単に1つのフロアで運搬するだけでなく、ROBO-HIと接続することでエレベータ等の施設と連携し上下階移動が可能になります。また、電子カルテや各種病院関連システムと連結できる可能性もあります。

ZMPでは、このようなROBO-HIをハブとしたロボットでの病院内ソリューションを提供することで、医療人材の逼迫する高齢化社会への解決策を提供してまいります。

また、病院内の搬送業務をロボットが代替することで、業者の出入りを特定の場所に集約できるため、セキュリティ面や衛生面の向上が期待されます。

【病院内搬送ロボット「デリロトラクター」】
スマートホスピタルソリューションの一環として、新たに配膳カートや注射カートを連結して自動運搬する「デリロトラクター」を発表します。デリロトラクターは、ZMPがこれまで培ってきた物流支援ロボットCarriRo®（キャリロ）の自律移動による運搬機能と、生活圏で活躍するロボットRakuRo®（ラクロ®）、DeliRo®（デリロ®）の親しみやすいインターフェースを盛り込んだロボットです。CarriRoと同様のランドマーク方式で自律走行し、車体後方に専用の配膳カートや注射カートを連結できるようになっています。これにより、病院内各所から病室やスタッフステーションにカートを自動配送することができます。牽引するカートの種類や積載物を変えることで食事や薬剤の他にもあらゆる病院内の物流に対応することが可能です。

今回、デリロトラクター対応の専用カートを、配膳カート開発大手の株式会社フジマック（代表取締役社長：熊谷 光治）、注射カート大手の株式会社トーショー（代表取締役社長：大村 義人）と共同開発を行いました。

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【CarriRo製品紹介】
製品Web URL：https://www.zmp.co.jp/carriro

【デリロ製品紹介】
製品Web URL：https://www.zmp.co.jp/products/lrb/deliro

【ROBO-HI製品紹介】
ロボットマネジメントシステム ROBO-HIでは病院内のあらゆるロボットを管理することができ、エレベーターや自動ドアのシステムと連携することでロボットが病院内を自由に移動できるようになります。また、配膳、薬剤、検体、リネンなど病院内の目的別管理システムと連携することで、あらゆる業務を包括的に最適化することができます。
製品Web URL：https://www.zmp.co.jp/robo-hi
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【今後の展開】
当社は2023年の製品化に向け、2022年8月以降に実証実験を行っていく予定です。実証実験の結果や医療現場の声をもとに、より良い製品・サービスの開発を行ってまいります。
また、当社ではスマートホスピタルの実証実験を一緒に行うパートナーを募集しております。病院のDX、省人化に興味のある病院関係者の方は、当社ホームページもしくは下記連絡先よりお問合せください。

​​​​​【プレスリリース記事】
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