ロボットが自動で混雑回避し回遊販売!新時代へ向けて実証実験
-JR目黒MARCビルで複雑なフードデリバリーに挑戦-
無人宅配ロボ「DeliRo®(デリロ®)」が自動で混雑回避や回遊しながら販売を行う、フードデリバリーサービスを実施します。
株式会社ZMP(東京都文京区、代表取締役社長:谷口 恒、以下ZMP)は、東日本旅客鉄道株式会社(本社: 東京都渋谷区、代表取締役社長: 深澤 祐二、以下JR東日本)とKDDI株式会社(本社:東京都千代田区、社長:髙橋 誠、以下KDDI)が行う実証実験に参加いたします。
実証実験では、KDDIが開発する、ビル設置の防犯カメラなど街の設備が持つデータを収集・分析するデータ連携基盤(以下、都市OS)と、ZMPの持つ複数台のロボットを統合的に管理できるロボットマネジメントプラットフォーム「ROBO-HI®(ロボハイ®)」が連携してサービスを運営します。これにより、ロボット単独ではできなかった高度なデリバリーサービスの実現や、利用者の多様なニーズへの対応が望めます。
詳しい取材等もお受けしておりますので、次葉のとおり、お問い合わせください。
【実証実験概要】
期間:2023年1月11日 ~ 2023年1月27日
場所:JR目黒MARCビル(東京都品川区西五反田3-5-8)
使用ロボット:DeliRo(デリロ)、C-SParX(シースパークス)
サービス内容:
(1)お弁当の配送サービス
オフィスワーカー向けに、事前に注文したお弁当を予定時間通りに指定の場所まで配送する。
(2)回遊販売サービス
DeliRoが人の多い場所に移動して商品を販売する。
都市OSの情報を元に、ビル内で(ラウンジ/ロビー/オフィスフロア)の人の多い場所へと回遊しながら商品を販売。
検 証 内 容:
(1)人の密集検知による配送ルートの選択
都市OSがAI画像解析により人の密集度を算出、ROBO-HIへロボットの行先を指示。
(2)メーカーが異なる複数ロボットの同時制御
ROBO-HIにより、ロボット同士の導線管理を行う。本実証では、DeliRoを優先的に走行させる。
(3)エレベーター連携によるロボット単独でのフロア移動
ROBO-HIとエレベーターを連携させることで、フロア間の移動を含むサービス検証を行う。
ZMP |
・DeliRoの提供 ・ROBO-HI開発及び提供 |
JR東日本 |
・高輪ゲートウェイシティ(仮称)への実装を見据えた食提供サービス設計 ・ロボットとエレベーターの連携の実施 ・AI画像解析結果の活用 ・警備ロボットの運用 |
KDDI |
・ロボットプラットフォームの企画実施 ・都市OSの開発実施 ・防犯カメラデータの解析 ・配送ロボットの運用 ・フードデリバリーサービスのWebアプリ開発 |
セントラル警備保障株式会社 |
ROBO-HI連携する警備ロボットC-SParXの提供 |
フジテック株式会社 |
・JR目黒MARCビルのエレベーター製造、据付、保守 ・ROBO-HIとクラウド接続で連携するエレベーターの制御 |
【無人宅配ロボ「デリロ」について】
ZMPは自動運転技術開発で培った自律移動技術を応用して物流のラストワンマイルの課題解消や、日々の買い物を手助けすることを目指し、「公道を自動で移動する宅配ロボットDeliRo®(デリロ®)」を開発。以降、デリロは人と共存するロボットとして、世代や年齢関係なく、人に親しまれやすいデザインと機能を採用し、年賀郵便の配達やフードデリバリーなどのシーンで活躍の場を広げています。
DeliRo製品紹介 URL: https://www.zmp.co.jp/products/lrb/deliro
【ロボットマネジメントプラットフォームROBO-HI】
ロボットマネジメントプラットフォーム ROBO-HI®(ロボハイ®)は、施設や街単位でロボットを統合的に管理するプラットフォーム。ロボットやIoT、エレベーターなどの設備、各種業務システムと連携することで、人手を介することのないロボット群の管理を実現します。運用効率を最大限に引き上げる分析機能も備えており、充実したロボットソリューションを提供いたします。
ロボハイでは、本実証のように、都市OSだけでなく、エレベータークラウド、他社製のロボット、注文アプリなどと連携し、高度なサービスを提供します。
ROBO-HI製品紹介URL:https://www.zmp.co.jp/robo-hi
【プレスリリース記事】
プレスリリースPDFはこちらからご確認いただけます
【高画質画像】
【画像①】回遊販売の様子
【画像②】待機中の様子
【画像③】エレベーターに乗る様子
【画像④】狭いスロープを移動する様子