複数台無人フォークリフトの協調搬送システムを開発、受注開始
株式会社ZMP(東京都文京区、代表取締役社長:谷口 恒)は、複数台の無人フォークリフトCarriRo® Fork(キャリロフォーク)が協調して搬送業務を行うシステムを開発し、受注を開始しました。この仕組みは、ZMPのロボット管理プラットフォーム「ROBO-HI®(ロボハイ®)」の群制御機能によって実現されています。
ロボハイによる遠隔監視の様子
スペースが限られた倉庫では、保管効率を向上させるために搬送経路を最小化することが求められます。また、短時間で多数の荷物を入庫・出庫するためには、複数台のフォークリフトの利用が欠かせません。今回開発したアルゴリズムでは、日本特有の狭い倉庫環境での複数台のフォークリフトの協調制御を実現しました。制限の多い環境下における無人フォークリフトの活用の場を大幅に広げることが可能となります。
また、ROBO-HIは外部接続インターフェースを提供しており、昇降機と連携した制御を行うことができます。これにより、階をまたぐ、1階から上層階への入荷業務や、上層階から1階への出荷業務を実現できます。
協調搬送の流れ
CarriRo ForkとROBO-HIを活用することで、既存の業務フローや置き場の配置、昇降機などの設備を維持したまま、短期間で搬送業務の自動化を実現することが可能です。ZMPでは、搬送プロセス全自動化というテーマを追求してまいります。
【無料相談受付】
無人フォークリフトCarriRo Forkの無料相談会を以下日程で開催いたします。お客様の環境や課題にもとづき、CarriRo ForkとROBO-HIの導入プランを検討させていただきます。
開催方法はWEB(リモート)を予定しておりますが、「実機を見たい」等のご要望がございましたら、個別にショールームにご案内いたしますので、ご遠慮なくご連絡をお願いいたします。
開催日時:①3月10日 10:00~11:00 ②3月10日 13:00~14:00
③3月17日 10:00~11:00 ④3月17日 13:00~14:00
所要時間:30分~60分
実施方法:WEB開催 ※参加希望の方に、個別に参加用URLを配布予定
申込方法:次のメールアドレスに参加希望日をご連絡ください。
メール rss2アットマークzmp.co.jp ※@に変換ください
※応募多数の場合、日時をご調整させていただきます。
【無人フォークリフトCarriRo Forkについて】
無人フォークリフトCarriRo Forkは、ZMPがこれまで自動運転開発で培ってきた、自動運転技術を活用して開発された製品です。フォークリフトのベース車両には、Linde Material Handling社製の機体を使用しています。フォークの自動運転には、「レーザー誘導型」の方式を採用しており、動作精度±10~20mmを実現しています。これにより、物流倉庫や工場内の搬送作業のパレット搬送を自動化、省人化することが可能になります。簡単なセットアップで作業エリアの事前マッピングから運用開始まで数日で実現できることが特徴で、喫緊の課題となっている労働力不足を軽減し、社会課題の解決に貢献します。
CarriRo Fork製品ページURL https://www.zmp.co.jp/carriro/carriro-fork
【ロボット管理プラットフォームROBO-HI】
ロボット管理プラットフォームROBO-HI(ロボハイ)は、施設や街単位でロボットを統合的に管理するプラットフォーム。ロボットやIoT、エレベーターなどの設備、各種業務システムと連携することで、人手を介することのないロボット群の管理を実現します。運用効率を最大限に引き上げる分析機能も備えており、充実したロボットソリューションを提供いたします。
ROBO-HI製品ページURL https://www.zmp.co.jp/robo-hi
【プレスリリース記事】
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