カート牽引で病院内の搬送業務を支援する 病院内搬送ロボット「DeliRo Care(デリロケア)」受注開始
株式会社ZMP(東京都文京区、代表取締役社長:谷口 恒、以下ZMP)は、カート牽引で病院内搬送を支援するロボット「DeliRo® Care(デリロ®ケア)」の受注を開始いたします。
総務省の統計では、2022年の65歳以上の人口は前年に比べて約6万人増加し、総人口の29.1%を占めています。高齢化が進むにつれ、病院での看護需要が増えることは必然です。それに対し、看護師の人手不足が深刻な課題となっています。医療の2024年問題(2019年4月に「働き方改革関連法」に基づき、2024年4月までに医師や看護師など医療業界の労働環境や働き方の見直しが必要)も差し迫っており、病院DXは不可避な状況にあります。
(参考:総務省統計局、統計トピックNo.132 https://www.stat.go.jp/data/topics/topi1321.html)
カートを牽引する デリロケア(イメージ)
ZMPでは2022年7月のZMP World 2022にて病院内搬送ロボットのコンセプト機体を発表後、多数の病院および医療関係事業者の方々にご意見をいただきながら量産機の開発を進めてまいりました。デリロケアの発売は2024年3月を予定しており、本日より受注を開始いたします。
デリロケアは、既に公道で地球半周分の走行実績を持つ歩行速ロボットの自動運転AIと、300社以上の工場・倉庫に導入されているCarriRo®(キャリロ®)のパワフルさを兼ね備える、公共空間でのカート搬送に適した自動搬送ロボットとなります。
車体後方に 配膳カートや注射カートを連結できるようになっており、病院内各所から病室やスタッフステーションにカートを自動搬送することができます。牽引するカートの種類や積載物を変えることで食事や薬剤の他にあらゆる病院内の物流に対応することが可能です。配膳やリネン回収など、負担が大きい搬送業務をロボットが担うことで医療従事者の負担軽減に貢献し、医療従事者が医療業務に集中できる環境構築を実現します。
【製品ウェブサイト】
デリロケアWeb URL:https://www.zmp.co.jp/ja/products/lrb/deliro/deliro-care
【病院内搬送ロボット デリロケア】
◇製品仕様
速度:~3km/h
登坂能力:~4度
必要通路幅:1.5m
牽引力:300kg
充電/稼働:1h充電/4h稼働(走行環境により変化)
※製品仕様、デザインは変更となる場合があります。
◇製品価格
本製品の価格は800万円(税別)を予定しております。
ZMPはデリロケアの製品化に向け、医療現場の声をもとに、より良い製品・サービスの開発を目指してまいります。病院DX、省人化にご興味のある病院関係者の方は、当社ホームページもしくは下記連絡先よりお問合せください。
ZMPのロボットを活用したスマートホスピタルソリューション
【プレスリリース記事】
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