ZMPとNeubility、マルチロボOS「ROBO-HI」パートナーとして協業開始
―韓国電子通信研究院(ETRI)とともに、日韓共同国際研究開発プロジェクトに採択決定―
ロボットプラットフォームやロボット開発を幅広く手掛ける株式会社ZMP(東京都文京区、代表取締役社長:谷口 恒、以下ZMP)と韓国の小型配送サービスロボットベンチャーNeubility(韓国、CEO:Andrew Lee)は、「ZMP World 2024」においてマルチロボOS「ROBO-HI®」(ロボハイ)とNeubility社の小型自動配送ロボットNeubieを「ROBO-HI」接続パートナーとして、協業開始を発表しました。
屋内外問わずさまざまな環境下での走破性に優れた自動配送ロボット「DeliRo®(デリロ®)」に加え、Neubilityが開発する小型で屋内外配送に優れたNeubieが「ROBO-HI」接続ロボットに加わることで、これまで以上にあらゆる環境下に対応した自動配送ソリューションの提供が可能となりました。
<小型配送ロボット「Neubie」とROBO-HI>
【協業の背景と展望】
Neubilityは韓国内を中心として、小型配送サービスの実用化を他社に先駆けて成功させてきました。
また、ZMPはマルチロボOS「ROBO-HI」と生活圏で人と一緒に働くロボットに強みを持ち、日本国内で様々なロボット活用の経験を蓄積しています。ZMPとNeubilityは両社の強みを活かし、屋内外のあらゆる環境下に対応できる自動配送ソリューションを実現すると同時に、韓国政府支援の下、今秋より約3年間のプロジェクトとして、ETRIが主導する「宅配ロボットを含む自律移動型ロボットシステムのためのディープラーニングに基づく自律移動制御システム」の国際共同研究開発を開始いたします。
【ETRIからのエンドースメント(日本語抜粋)】
ETRIのDr. Seungyun Lee(Division Manager of the Standards Research Division)からAI時代のロボット技術の革新を目の当たりにするZMPワールドの成功に大きな期待が寄せられました。
「私たちの共同研究を通じて、両国が共通の課題を克服し、国際社会に貢献する技術的解決策を提示できることを願っています。また、この研究協力が、新たな可能性を切り開くプラットフォームになり、業界に新しい風を吹き込んでくれることを期待しています。今回のイベントは、韓国と日本が手を携えてインテリジェント・ロボットとAIベースの自律移動ロボット産業の未来を切り開く重要なマイルストーンになると信じています。「ZMP World 2024」 のご盛会をお祝い申し上げますとともに、ZMPとパートナーの皆様の益々のご発展とご繁栄をお祈り申し上げます。」
【Neubility】
Neubilityは2017年11月に設立。
費用対効果の高いオンデマンドのロボット配送サービスを運営することで、都市の歩道を自動化することをミッションに掲げ、ソウルを拠点に、世界で最も人口密度の高い大都市でも移動できる自律型配送ロボットの実用化を目指しています。
本社:115, Wangsimni-ro, Seongdong-gu, Seoul, Republic of Korea
代表取締役:Andrew Lee
HP:https://neubility.co.kr/?lang=en
【マルチロボOS ROBO-HI(ロボハイ)】
ROBO-HIは、施設や街単位でロボットを統合的に管理するシステムです。ロボット、エレベーターなどの設備、各種業務システムと連携し、人手を介することのないロボット運用が可能となります。
また、ロボットの位置や状態をリアルタイムで監視することができ、複数種、複数台のロボットが混在する空間における群制御・群管理を行います。これにより導入したロボットの業務の最適化、費用対効果の向上が期待されます。
製品WebURL:https://www.zmp.co.jp/robo-hi
【プレスリリース記事】※日英
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