ケルヒャーの床洗浄ロボット「KIRA B 50」が「ROBO-HI」に対応、 スマート清掃の新時代へ
複数台運用と他社製ロボットとの協働で、商業施設・オフィスビルのDXを推進
清掃機器の世界最大手メーカー、ドイツ・ケルヒャー社の日本法人、ケルヒャー ジャパン株式会社 (本社:神奈川県横浜市港北区、代表取締役社長:柴田 佳代子)とロボット管理OSやロボット開発を行う株式会社ZMP(東京都文京区、代表取締役社長:谷口 恒)は、ロボットの群管理機能などの利便性向上を目的に協業を開始しました。この協業により、ケルヒャーの床洗浄ロボット「KIRA B 50」と、ZMP社のマルチベンダーロボプラットフォーム「ROBO-HI®(ロボハイ®)」の連携が成功したことをお知らせいたします。
清掃現場の未来を創る
ケルヒャーの業界最高レベルの自律性と安全性を実現した床洗浄ロボット「KIRA B 50」が、ZMP社の「ロボハイ」との連携により、ロボットの群管理が可能になりました。群管理とは、複数台のロボットの動きを統合的に制御する技術であり、これにより同機の複数台同時制御が可能となるほか、他社製ロボットとの協働による分業運用にも対応し、清掃コストや作業時間の大幅な削減、さらに清掃スケジュールの最適化を実現します。
商業施設等において、運搬ロボットや配膳ロボットとともに清掃ロボットを運用する場合、従来は各ロボットが個別に定められたルートを走行していたため、狭い通路での渋滞や詰まりが発生する可能性がありました。しかし、ロボハイを導入することで、ロボット同士が連携し、例えばロボットAが細い通路を通過する際には、ロボットBが待機し、通路が空いたタイミングで移動を開始するなど、スムーズな運用が可能になります。
協業の第1フェーズでは、複数台のロボット管理や他社製ロボットとの一元管理が可能となりました。次の第2フェーズでは、エレベーターとの連携を進めることで、複数フロアにわたる清掃業務の完全自動化を目指します。ビルや大型商業施設などでの活用をさらに拡大していく予定です。
ロボハイによるロボットの群管理。「KIRA B 50」1機が部屋を出るまで、もう1機が待機する様子
ロボハイの管理画面で群管理中の「KIRA B 50」。1機が部屋を出るまで、もう1機が待機する様子
ロボハイでの群管理中の動画
ロボハイで群管理中の「KIRA B 50」の様子を動画でご覧いただけます。
動画URL https://youtu.be/3m5oQq1YJwY
マルチベンダーロボプラットフォーム「ROBO-HI®(ロボハイ®)」
ロボハイは、施設や街単位でロボットを統合的に管理できるシステムです。ロボット、エレベーターなどの設備、各種業務システムと連携し、効率的なロボット運用が可能となります。また、ロボットの位置や状態をリアルタイムで監視することができ、複数種、複数台のロボットが混在する空間における群制御・群管理を行います。これにより導入したロボットの業務の最適化、費用対効果の向上が期待されます。
製品詳細
https://www.zmp.co.jp/robo-hi
KIRA B 50の特徴
ケルヒャーの従来機の高い洗浄能力と清掃品質を保ちつつ、業界最高レベルの自律性と安全性を実現した次世代の床洗浄ロボットです。
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高い洗浄能力と清掃品質
ローラーブラシで除塵作業と洗浄作業を1工程に短縮。サイドブラシにより汚れを中央に取り込み安全に清掃。 -
シンプルな操作性
高性能情報処理による2種類のマッピング方法で簡単に洗浄ルートの設定、編集、ロボット操作が可能。 -
高度な自律性
高性能センサーとソフトウェアにより、ガラスや突起物を含む障害物を検知・回避し、スムーズな自律走行を実現。
オプションのドッキングステーションを使用すれば、給水・排水・タンク清掃・充電を自動処理。
製品詳細
https://www.kaercher.com/jp/professional/cleaning-robots/kira-b-50-15330020.html
【プレスリリース記事】
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