九州工業大学へ導入したRoboCar MiniVan車両とシステム構成イメージ
本取り組みは文部科学省の地域イノベ―ション・エコシステム形成プログラム(H28年度)及び地域科学技術実証拠点整備事業(H28年度)の採択を受けて、非接触生体センサの情報解析と自動運転走行を連動させた世界で初めての自動車の安全運転支援に関する研究開発を実施しています。
弊社が提供した自動運転システムは、九州工業大学が開発した非接触生体センサと連動し、センサによって居眠りを検知した際に検知信号を自動運転車両に送り自動停止する機能を備えています。
非接触心拍センサと自動運転との連動は今後の実用化が期待される機能として開発が行われております。
この度、ZMPが九州工業大学へ販売した製品は自動運転車両プラットフォームRoboCar MiniVan に周囲の環境を認知させるためのZMP製ステレオカメラ「RoboVision2s」、単眼カメラ、姿勢センサ(IMU)、3D-LiDAR、GPSなどの各種センサ、およびそれらのセンサからの情報を統合し車両に対して指令を出すことができる自動運転統合コンピューター「IZAC」となります。
また、この自動運転車両に対して九州工業大学が開発している非接触センサからの情報を送ることにより、道路の路肩に自動運転により車両停止をする「自動停止モード」を開発いたしました。
現在、RoboCar MiniVanで実験が行われているセンサは、非接触の生体(電波)センサや、座席に座布団のように敷いて運転手の姿勢をチェックする姿勢センサなどとなります。
非接触のセンサでは心拍の乱れなど搭乗者の状態をモニタリングすることで、ドライバーの急激な発作状態などの検出することが期待されます。
また姿勢センサでは姿勢異常などのパターンから居眠りを検知するなどの目的で開発されています。
九州工業大学 イノベーション推進機構 佐藤先生による自動運転紹介