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自動運転車開発プラットフォームRoboCar MiniVan

RoboCar MiniVanの概観(オプションセンサー付イメージ)
  •  市販ハイブリッドミニバン車両をベースとしたADAS・自動運転の研究開発用車両型実験プラットフォーム(車両本体および開発環境を含むパッケージ)
  • ZMPでも公道での自動運転技術開発のプラットフォームとして活用し、自社実績を積上げている製品

  •  外部装置(付属PCやユーザー専用装置)から車両制御を実行することができるようにZMPの制御装置を車両に組み、通信ライブラリを提供

  •  走る・曲がる・止まる といった車両の動作をZMPの提供するライブラリを使ってプログラム(C、C++)で制御

  •  CANの通信プロトコルも開示しており、ユーザー独自の装置から車両を制御

  • ADASや自動運転の実車テスト、または自動運転のサービス実証実験

概要・特徴

「RoboCar MiniVan」は、市販ハイブリッドミニバン車両をベースに、ユーザーが外部装置(PCや専用装置)より制御信号を入れることで制御ができるようにZMPの制御装置を組み込んだ車両型実験装置(車両本体および開発環境を含むパッケージ)です。

通常はドライバーの操作(アクセル・ブレーキを踏む、ステアリングを回す)で制御される車両をユーザーのコンピューターや専用装置から制御できるため、自動運転やADAS(高度運転支援システム)の開発の現場において、センサーやソフトウェアの開発・検証を実車上で行うためのプラットフォームとして活用することができます。

RoboCar MiniVanは車両に標準で搭載されているセンサーなどの値(車速、四輪車輪速やステアリング角度などのCAN情報)を取得でき、かつPCやその他外部装置から車載ネットワークCAN(Control Area Network)を介してアクセルやブレーキ、ステアリングなどの操作信号を入力し車両を制御することができるようになっています。またこれらのデータ取得、操作信号入力のためのAPIやサンプルアプリケーションも標準で用意しているため、導入後すぐに車両制御のプログラムを構築することができるプラットフォームとしてご提供しています。

また、従来どおりドライバーが運転することもでき、さらに車両がコンピューター制御されている最中にドライバーの操作が介入すると制御がドライバー操作に引き継がれる「オーバーライド機能」も提供しているため、ADAS・自動運転の実験に適しています。


【RoboCar MiniVanのコンセプト】

ADASや自動運転の開発・実験のフィールドにおいては、実車両でのテストが欠かせません。

しかし、市販の車両は外部装置からの走る・曲がる・止まるの操作はドライバーがアクセル・ブレーキ・ステアリングなどを操作することでしか制御ができません。

そこでZMPでは、市販ハイブリッド車両をベースとしたコンピューター制御ができる機能と開発環境をセットとしたRoboCar MiniVanを提供することで、通常でれば外部から制御可能な車両を開発工程(設計~調達~改造~テスト)の手間からお客様を解放し、実車を使ったADAS・自動運転の開発を一気に加速できるようなご提案をしております。

 

RoboCar MiniVanの活用コンセプト

【利用用途例】

 ユーザー様はRoboCar MiniVanの車両情報取得機能や車両制御機能を利用することで、以下の様な目的・用途にご活用いただけます。

 

【ADAS(高度運転支援システム)】

  -車載カメラ、レーザーセンサーや電波レーダーからのデータからRoboCar MiniVanの制御へ接続し、

   ADAS(自動ブレーキ、 レーンキープ、レーンチェンジ、自動駐車など)のためのセンサー開発、センサフュージョン開発、

   センシングと制御の統合開発、性能検証を実施

  -RoboCar MiniVanからの取得情報を利用したHMI(Human Machine Interface)の開発

 

【自動運転】

  -自動運転の「認知」~「判断」~「操作」のソフトウェア開発とRoboCar MiniVan上でのシステム動作検証

  -自動運転のためのセンサー、デバイス開発

  -車々間通信や路車間通信、または遠隔監視・操作通信など、自動運転の周辺システムの開発や検証

  -自動運転を活用した新たなモビリティに関する実証実験

 


RoboCar MiniVanによる車両制御/車両データ取得のイメージ

【ミニバンタイプを採用したRoboCar MiniVanのメリット】

またRoboCar MiniVanは、7~8人乗りのミニバンタイプをベースとしているため、以下の様なメリットがあります。
  • 乗車スペースに加え、実験装置の積載スペースの確保ができ、高度な研究開発にむけた大型システムや冷却設備などの設置ができます
  • 観光客や高齢者などへの新しいモビリティ手段の開発・検証を行いやすくなります
ミニバンタイプを採用したRoboCar MiniVanの特徴

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