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自動運転レベル(Autonomous Driving level)の自動運転レベル1について

自動運転レベル(Autonomous Driving level)の自動運転レベル1についてここでは解説しています。

自動運転レベル1におけるドライバーと車両との関係、また現状対応している車両モデルなどの詳細について説明をしています。

なお、自動運転レベルはSAE(Society of Automotive Engineers)や日本語参考訳である JASO TP 180043 (2018 年 2 月)の定義によるレベル分けを基にご説明しています。

自動運転レベル1とは

車両走行中にステアリングか加減速操作がコンピュータによりアシストされるという状態です。

実際の車両機能としては、前車追従機能やレーンキーピングアシスト機能などの個々の運転支援機能はこの自動運転レベル1の範囲の技術となります。

自動運転レベル1走行時にドライバーに求められること

ドライバーはステアリングかブレーキorアクセルがコンピュータにより操作されるのですが、あくまでもドライバーは運転の主体である必要があります。

自動運転レベル0~2まで共通する概念として、ドライバーがドライビングをしているという前提で、アシスト機能が働いてドライバーがペダルから足を外していたり、ステアリングの操舵をしていなかったとしてもドライバーの注意義務があります。

ドライバーサポート機能はあくまでもアシスト(サポート)という位置づけの操作となるため、ドライバーに対しての監視義務と事故を起こした時の責任が生じます。

ドライバーがあくまでも責任を取る必要がありますとなると使えない技術じゃないか!と字で読む限りでは感じるかもしれませんが、クルーズコントロールやレーンキーピングアシストなどあると高速道路などの単調な走行では非常に便利な機能と私は感じています。

自動運転レベル1にはどのような特徴があるか?

自動運転レベル0の機能の特徴として、危険を知らせるアラート機能や瞬間的なアシストに限られた機能に限定されている特徴があります。操作系への介入がないところが特徴として挙げられます。

自動運転レベル1機能例

自動運転レベル1の機能の特徴として、ステアリングか加減速操作をドライバーに代わり行う特徴があります。

レベル1の範囲では、どちらかを操作するという定義となっているため、レーンキーピングアシストや前車追従機能(アダプティブクルーズコントロール)を単体で機能させるイメージになります。

自動運転レベル1機能例

自動運転レベル1の機能例として、

 ・自動ブレーキ(被害軽減(自動)ブレーキ)
 ・クルーズコントロール
 ・アダプティブクルーズコントロール
 ・レーンキーピングアシスト

などが挙げられます。

自動ブレーキの表記の見直しについて

自動ブレーキの認知度は高まっているものの、機能に対して認識について注意喚起をしていますのでここでも少し言及しておきます。

一般社団法人自動車公正取引協議会が実施した「運転支援機能に関する消費者・ディーラー向けアンケート」によると、「自動ブレーキ」という用語の消費者の認知度は9割を超えている一方、どのような状況で作動する機能かについては、「あらゆる状況で作動するため運転者は操作する必要はない(13.3%)」、「あらゆる状況で作動するが必要に応じて運転者の操作が必要(34.2%)」と、約5割の消費者が機能を過信しているという結果が明らかになりました。

搭載されている自動ブレーキ(被害軽減(自動)ブレーキは「状況に応じて作動するが、基本的には運転者の操作が必要」という認識を持ち、機能には限界がある認識をお持ちいただければと思います。

自動運転レベル1対応車両

自動運転レベル1対応車両については、現在は軽車両にも自動ブレーキ(被害軽減(自動)ブレーキ)が搭載されています。現在はサポカーという名称で、政府は被害軽減(自動)ブレーキを搭載する車両の導入を推進しています。


自動運転レベル2についても調べる

また、自動運転レベル2の詳細については下記をご覧いただければと思います。
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