物体検出機能搭載ステレオカメラシステムを出荷開始
物体検出機能搭載ステレオカメラシステムを出荷開始
-ソニー製超高感度CMOSセンサ用いたステレオカメラRoboVision2で高精度な物体検出を実現。ADAS・自動運転技術開発やロボット技術開発に—
株式会社式会社ZMP(東京都文京区、代表取締役社長:谷口 恒、以下ZMP)は、本日、ステレオカメラ RoboVision2 を用いた物体検出機能を搭載した「ZMP RoboVision2 物体検出パッケージ」出荷開始いたしました。
現在 ADAS・自動運転技術の開発、またロボット技術の開発において、カメラでの環境認識の重要性はますます高まり、特にカメラだけで距離を算出できるステレオカメラの活用が注目されております。ZMP では 2015 年よりソニー製超高感度 CMOS センサーを用いたステレオカメラ RoboVision2 を研究開発用に販売しておりますが、この度 RoboVision2 で撮影した画像データから距離情報だけでなく、物体を検出することができるソフトウェアを搭載したステレオカメラシステムを出荷開始いたしました。
本製品は、ステレオカメラでの視差画像から算出した距離情報に加え、検出した物体の大きさ(幅、高さ、奥行き)、物体のカメラからの位置座標をリアルタイムにビジュアル表示します。物体検出範囲の設定や検出するサイズの設定もGUI 上で容易に設定可能になっております。
本システムを用いることで、高さ10cm 程度の物体の検出も可能で、道路上の小物体の検出や段差を精度良く検出することができます。物体の検出結果は対象物のID とともに位置や大きさの情報が出力可能です。距離計測はエッジ検出等の条件が揃えば130m の距離で誤差1%以下の精度を実現しています(当社計測)。
<路面上の小物体の検出>
上図:路上に10cm~15cm角程度の小物体を置いて計測した例。物体としての認識、路面からの高さ情報をビジュアルで表示される。0mの路面は白で表示され、高くなるにつれて色が変化する表示となる。高さ情報および物体の検出が精度良くされていることが分かる
<段差の計測例>
上図:縁石などの段差を撮影、高さ計測した例。10cm程度の縁石の段差もはっきりと計測ができている。
本製品は、ステレオカメラでの視差画像から算出した距離情報に加え、検出した物体の大きさ(幅、高さ、奥行き)、物体のカメラからの位置座標をリアルタイムにビジュアル表示します。物体検出範囲の設定や検出するサイズの設定も GUI 上で容易に設定可能になっております。本システムを用いることで、高さ 10cm 程度の物体の検出も可能で、道路上の小物体の検出や段差を精度良く検出することができます。物体の検出結果は対象物の ID とともに位置や大きさの情報が出力可能です。距離計測はエッジ検出等の条件が揃えば 130m の距離で誤差 1%以下の精度を実現しています(当社計測)。
本製品は、自動車のADAS・自動運転技術開発やロボット技術開発など、ステレオカメラ画像による周辺 環境認識を利用したシステムの研究開発へご活用頂くことができます。
なお、本製品は、8月31日(水)〜9月2日(金)ベルサール六本木にて開催される、「ZMPフォーラム2016」にて紹介いたします。
【価格】
RoboVision 2 物体検出パッケージ 170万円(税別)
(RoboVision 2、物体検出オプション、PCのセット)
RoboVision 2 PCセットパッケージ 120万円(税別)
(RoboVision2、PCのセット)
RoboVision 2 物体検出オプション 50万円(税別)
(RoboVision2をお持ちの方向け)
RoboVision 2 本体 80万円(税別)
製品の詳細についてはこちらをご覧ください。
【展示会出展情報】
ZMP FORUM 2016
http://www.zmp.co.jp/products/8th_forum
会期:2016年8月31日(水)~9月2日(金) 10:00~17:00(1日目は懇親会(18:00-20:00を予定)
会場:ベルサール六本木