コマツ、ZMP、共同開発による 不整地運搬車「クローラダンプCF-1」の無人自動運転を実現

-自動運転技術を応用し無人での正確な走行制御を実現-
-CEATEC JAPAN 2018コマツブースにて実機デモンストレーションをライブ中継-

株式会社ZMP(東京都文京区、代表取締役社長:谷口恒、以下ZMP)は、コマツ(東京都港区、代表取締役社長:大橋徹二)と不整地運搬車「クローラダンプCF-1」の無人自動運転化を共同開発により実現しました。この「クローラダンプCF-1」無人自動運転による実機デモンストレーションをCEATEC JAPAN 2018コマツブースにて、ライブ中継を実施いたします。


 不整地運搬車「クローラダンプCF-1」無人自動運転モデル

コマツは、建設・鉱山機械の無人化・自動運転化を進めるため2015年にZMPへ出資、両社で協業を進めてまいりました。現在、コマツとZMPではコマツIoTセンタ東京内において、同機の無人自動運転走行を達成しており、コマツが推進する、現場全体をICTでつなぎ生産性を向上させる未来の現場ソリューション「スマートコンストラクション」へつながる取り組みとして開発を推進しております。

無人自動運転化した不整地運搬車「クローラダンプCF-1」には、ZMPの自動運転ソフトウェア IZAC®、またGPS(GNSS)、ステレオカメラなどの各種センサを搭載し、自動運転に必要な車両制御、自己位置推定、物体検知、走行経路計画生成、WiFi機器を利用した車車間通信技術を搭載しています。

建機を利用する現場では、効率性の高い作業を求められますが、自動運転の導入により、正確な目的地への到達など無駄な動きを低減した作業を繰り返し行えることとなります。また、人のスキル・ノウハウに依存しない自動運転の導入により、不足するオペレーターを補うことも可能となる技術です。

今回、「クローラダンプCF-1」が実現した自動走行は、油圧ショベルやブルドーザーが待つ指定目標座標位置へ正確に到達すること(座標、進入角度)が求められ、ZMPはこれを実現するための自律移動技術の提供を行いました。自動運転プラットフォームRoboCar®シリーズで培った、車両制御技術、また自動運転ソフトウェアIZAC開発で得られた自己位置推定技術や目標位置への経路生成技術、車車間通信技術を提供し、油圧ショベルやブルドーザーとの一連の作業の自動化を実現しております。

将来的には本プロジェクトで得られた技術を「未来の現場」での生産性向上につなげることを目指しております。

今回開発されたクローラダンプCF-1は10月16日(火)~19日(金)の期間に千葉県美浜区にあるコマツの実験場で実演され、同日開催予定のCEATEC JAPAN 2018コマツブース(小間番号:A012)にてライブ中継および展示用車両が公開される予定です。

【CEATEC JAPAN 2018】     
  https://www.ceatec.com/ja/

【関連ページ】
ZMPとコマツと自動運転化への取り組み

【プレスリリース記事】
プレスリリースPDFはこちらからご確認いただけます。


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