物流支援ロボットCarriRo® AD、 佐川グローバルロジスティクスにて本格導入
-倉庫内搬送業務の効率化・省人化を実現-
株式会社ZMP(東京都文京区、代表取締役社長:谷口 恒、以下ZMP)が2018年11月から販売を開始している物流支援ロボットCarriRo® (キャリロ)AD(自律移動モデル)が、SGホールディンググループで国内ロジスティクス事業を展開する佐川グローバルロジスティクス株式会社(本社:東京都品川区、代表取締役社長:森下琴康)において、搬送業務の自動化による庫内作業の効率化・省人化を目指して、2019年1月より東関東支店柏SRC(千葉県柏市)へ導入されました。
今回の導入対象である柏SRCでは、近年社会全体で問題になっている戦力確保に加え、庫内オペレーションと作業内容の関係で倉庫内における往来頻度が高いため、荷物の搬入作業にかかる作業者の移動時間の削減が大きな課題となっていました。
そこで同社では、この課題への解決策として、300kgまでの荷物の自動搬送が可能なCarriRo®ADの導入を決められました。また、あらかじめ走行ルートをパターンとして設定するだけで都度走行ルートの変更ができる可変ランドマークを活用することで、柔軟な運用が可能となり、より効率化・省人化ができるとお考えいただき、実用化に向け12月より検証を行われました。
同社ではCarriRo®に荷物を積むのではなく、カーゴを牽引し、より多くの荷物を搬送する事を検討・検証されました。そして1か月間の検証の結果、入荷検品から棚入れにおける搬送時間を約3時間/日(約4km)削減することができ、大幅な効率化・省人化に繋がることを確認されたため、柏SRCにてCarriRo®ADを本格導入されることになりました。
同社では今後も、先進技術を駆使した省人化によってリソースの最適化を図り、お客様にとって最適なロジスティクスデザインを実現する、とコメントされています。
従来は1つのカーゴを1人で運んでいたが、CarriRo® ADの導入で2つのカーゴを無人で運べるように
■無人化された搬送
1.入荷検品済みの商材を、約70m先の格納場所まで搬送
2.格納場所から空容器を入荷エリアまで逆ルート搬送
【物流支援ロボットCarriRo®(キャリロ)】
CarriRo®はジョイスティックによる操作ができるドライブモードおよびビーコン(発信機)を自動追従するカルガモモード、及び自律移動機能を有した台車型物流支援ロボットです。CarriRo®の機能を活用することで、運搬の生産性を最大約3倍まで引き上げることが可能です。CarriRo®単体では、最大150kgの荷物を、CarriRo®にオプションの牽引治具を取り付けることで約300kgの荷物を8時間連続で運ぶことができ、倉庫や物流センター内のピッキング業務の効率化や、工場内の工程間搬送に利用することでベルトコンベアやAGV(無人搬送車)を代替することも可能です。また作業負荷が大きく軽減されることにより、これまで重労働と見られていた運搬作業を女性や高齢者でも行えるようになるため、働き手の拡充、雇用の促進にもお使い頂ける製品です。
【製品Web URL】 https://www.zmp.co.jp/carriro/
【動画】https://youtu.be/i4-n3XUXr0w
【製品価格】
CarriRo® FD(2018年モデル(追従機能)):5年リース 月額28,000円(税別) / 1台
CarriRo® AD(自律移動モデル):5年リース 月額52,000円(税別) / 1台
エントリーパッケージ(CarriRo® AD1台、CarriRo® FD2台):5年リース 月額100,000円(税別)/ 3台
【主な仕様】
本体重量 |
55kg |
大きさ |
幅61cm×奥行91cm×高さ24cm ※ハンドル部96cm |
最大積載荷重 |
150kg |
最大速度 |
時速6km(ドライブ、追従モード) 時速3km(自律移動モード) |
牽引力 |
250N (300kg相当) ※路面状況や台車の状況によります。 |
充電時間 |
2時間半 |
稼働時間 |
8時間 ※稼働状況によって異なる可能性があります。 |
【プレスリリース記事】
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