ZMPと三菱UFJリース 自動運転車両実証実験プラットフォームの シェアリング事業を開始
-自動運転車両RoboCar®を活用し、全国各地の実証実験をサポート-
株式会社ZMP(本社:東京都文京区、代表取締役社長:谷口 恒、以下「ZMP」)と三菱UFJリース株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:柳井 隆博、以下「三菱UFJリース」)は、自動運転車両のシェアリング事業に関する業務協定契約を締結しましたので、お知らせいたします。
自動運転分野は、交通事故の削減・交通弱者の負担軽減・交通渋滞の解消などの社会的課題解決への寄与が期待されており、ラストワンマイル自動運転、中山間地域における道の駅を拠点とした自動運転サービスなどの実現に向け、官民交えた議論が頻繁になされています。加えて、内閣総理大臣を本部長とするIT総合戦略本部がまとめた「官民ITS構想・ロードマップ2018」においても2025年を目途に完全自動運転の実現を目指す方向性が示されるなど、近年注目度が高まっています。
ZMPと三菱UFJリースはこれまで、モビリティ社会の発展への貢献を目指して、自動運転の商業化に寄与する事業・サービスの構築に向けた協議を行ってまいりました。
今般シェアリング事業を開始する自動運転実証実験プラットフォーム(以下「本プラットフォーム」)は、三菱UFJリースが保有するZMP RoboCar®ベースの自動運転車両とZMPが開発した自動運転システムをパッケージ化したもので、実証実験を実施するお客さまに対して本プラットフォームを必要な期間、ワンストップでご提供し、実証実験の運営をサポートするものです。
自動運転車両RoboCarⓇ MiniVan
ZMPは、ロボット技術をベースに自動運転開発プラットフォームRoboCar®シリーズや自動運転の統合コンピューターIZAC®などを中心に開発してきたベンチャーで、それらを自動運転車両管理システムなどとあわせて「自動運転プラットフォーム」として提供しています。2014年に公道における実証実験を開始し、2018年8月には日の丸交通と大手町~六本木間で世界初となる自動タクシーの営業運行を行うなど、都心部を中心に自動運転車両の走行試験を継続的に実施しています。また、日本初の宅配ロボットCarriRo® Deliの開発や実証実験を推進し、日本における自律移動技術開発の先駆者として「R&Dから量産化へ」をテーマに掲げ、多くの人に新しいテクノロジーを届け、暮らしを便利にするため、量産化に向けた取り組みを実施しています。
三菱UFJリースは、中期経営計画 “Breakthrough for the Next Decade~今を超え、新たなる10年へ~”に基づき、金融と事業の融合を通じたビジネスモデルの進化取り組んでいます。今後も引き続きファイナンスというカテゴリーを超えた人・モノの移動・輸送の構造改革に対応可能なビジネスモデルの検討を進め、本件を皮切りにモビリティサービス分野にかかる新たな事業展開を加速させてまいります。
ZMPと三菱UFJリースは、ZMPが有する自動運転に関する豊富なノウハウ・実績・技術力と三菱UFJリースが持つファイナンス機能や幅広いネットワークという両社の強みを活用し、今般構築したプラットフォーム以外にも、自動運転技術の発展と普及に寄与する事業の実現を目指してまいります。
【関連商品】RoboCarⓇ MiniVan
https://www.zmp.co.jp/products/robocar-minivan
【プレスリリース記事】
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