自動運転タクシー APEC「第4回 ESCIベスト・プラクティス・アワード」 スマート・トランスポート部門でベスト5に選出
-21ヶ国、約270の取り組みから、日本で唯一選出-
株式会社ZMP(東京都文京区、代表取締役社長:谷口 恒、以下ZMP)が、日の丸交通株式会社(東京都文京区、代表取締役社長:富田和孝、以下日の丸交通)と昨夏に実施した世界初の自動運転タクシー公道サービス実証(以下、本実証)が、4月30日、APECのESCI(*1)による2019第4回ベスト・プラクティス・アワード(*2)のスマート・トランスポート部門において、ベスト5(*3)に選出されました。
今年で第4回を迎えるこの賞は、APEC(アジア太平洋経済協力)の全参加国21カ国の、エネルギー効率化政策実施例を対象とし、スマートトランスポート部門だけでも約270の実施例(*4)がアワード候補としてホームページでも紹介されています。
なお、同部門で最終選考に残った他の4例は、オーストラリア、カナダ、韓国・アメリカ共同プロジェクト、香港・中国共同プロジェクトです。7月5日に最優秀にあたる金賞と副賞の銀賞が発表される予定です。
昨年8月27日~9月8日まで東京の都市部大手町と六本木を結ぶルートで実施した本実証は、自動運転タクシーとして世界初の営業走行という点に加え、日本の官民連携という点も、APECより注目頂きました。このアワードは、APECのエネルギー効率化政策実施例の知識共有を促進するだけでなく、その取り組みが全世界でも認知され2011年から2年ごとに発表しているものです。今では地球規模のエネルギー政策の観点から、全世界が注目するアワードとなっています。
現在、APEC ESCIのホームページ(ESCI-KSP)の『スマート・トランスポート』部門の“インテリジェント・トランスポート・システムズ”として、自動運転タクシーサービスの実証模様が、動画とともに英語で公開中です。
【APEC 「ESCIスマート・トランスポート」部門 紹介ページ】
https://www.esci-ksp.org/archives/project/autonomous-driving-taxi-trial-in-tokyo-worlds-first-autonomous-driving-taxi-service-demonstration-on-public-roads
【自動運転タクシー公道サービス実証概要】
https://www.zmp.co.jp/aidelitaxi/about
*1 APEC ESCI(エネルギー・スマートコミュニティー・イニシアティブ:Energy Smart Communities Initiative)2010年11月当時のオバマ米大統領と管直人首相による日米首脳会談合意で設立。APECエコノミーと連携しつつ、エネルギー効率の良いビル、輸送、電力、教育を、アジア太平洋地域に拡大することを目標に、最新技術導入を通して下記5分野での発展を図っている
*2 「ESCIベスト・プラクティス・アワード」は、2年ごとに開催され、APEC参加国のエネルギー構想に基づいた取り組みや、実施例を選考対象としている。「スマートビルディング」、「スマートグリッド」、「ローカーボンモデルタウン」、「スマートジョブ&コンシューマー」「スマートトランスポート」の全5部門で構成。各部門で金賞・銀賞を授与。2011年の第1回から始まり、今回の第4回は2016年12月以降に発足したプロジェクトが選考対象)。これまで「スマート・トランスポート」部門での日本勢の受賞は無い。
*3 第4回ESCIベスト・プラクティス・アワード各部門別ベスト5案内
https://www.esci-ksp.org/archives/13128
*4 スマート・トランスポート部門における実施例案内
https://www.esci-ksp.org/archives/task/smart-transportation
【プレスリリース記事】
プレスリリースPDFはこちらからご確認いただけます。