物流支援ロボットCarriRo®、自動牽引離脱アタッチメントの受注開始
-牽引台車の取り外しを自動化、更なる省人化に貢献。2019 年 11 月末より出荷を開始-
-伊藤忠食品の食品流通の現場にて先行導入、テスト運用開始-
自動離脱機によるスリムカートの切り離しの様子
【自動牽引離脱アタッチメント 紹介動画】https://youtu.be/8ZfF0MYLp00
株式会社ZMP(東京都文京区、代表取締役社長:谷口 恒、以下ZMP)は、CarriRo®(キャリロ) AD(外部連携モデル)に対応した自動牽引離脱アタッチメントの受注を開始します。これまでCarriRo®はワンタッチ式の手動でのカゴ台車やスリムカートに対して着脱して牽引するアタッチメントの販売を行っておりました。一方で、より省人化の効果を高めるためにCarriRo®が発進後に特定の地点にて牽引を自動で切り離す機能の搭載をすることといたしました。なお、本製品は伊藤忠食品株式会社(本社:大阪府大阪市、代表取締役社長・社長執行役員:岡本 均)の物流センターにて正式出荷に先立ち、先行導入され、テスト運用で使用されております。
CarriRo®での自動離脱アクションの利用方法は以下となります。
①ご利用前に自動離脱ポイントに可変ランドマークという位置を表示するマーカーを貼り、CarriRo®ピッピ(専用タブレットアプリケーション)にて当該可変ランドマークにて自動離脱アクションを設定します。
②牽引させる台車をアタッチメントに接触させた状態で、付属のボタンで連結部をリフトアップさせます。
③CarriRo®を発進させます。
④CarriRo®は事前に設定された地点に到着すると、自動で連結部がリフトダウンされ、牽引を切り離します。その後次のアクションに自動で移ります。
自動牽引離脱アタッチメントの用途としては以下が挙げられます。
・ピッキング後にトラックの出荷バースまで搬送する際に、特定のバース位置にカゴ台車やスリムカートを切り離して配置させる
・工場での工程間の搬送時に、搬送先に受け手が常にいるとは限らない状況で、CarriRo®の稼働を止めずに搬送を行う
・エレベーターなどの垂直搬送を人手で行う場合に、エレベーターなどの前に台車を集積させる
本アタッチメントの出荷は2019年11月末から開始となります。また、CarriRo® AD(外部連携モデル)のみへの対応となっており、価格は25万円(税抜)となります。なお本アタッチメントで適用可能な台車は特定のサイズの汎用的なカゴ台車やスリムカートを想定しておりますが、その他台車で連結部をカスタマイズすることで牽引可能な場合もございますので、お問い合わせください。
【物流支援ロボットCarriRo®について】
物流支援ロボットCarriRo®は、ZMPが開発に取り組む自動タクシー®のサービス実証に代表されるZMPの自動運転技術を応用して開発された製品です。少子高齢化の流れにより急速な人手不足となっている物流業界において搬送作業の負荷を軽減し、省人化・効率化を目的として販売を実施しております。現在販売開始から累計140 ユーザー以上の導入実績があり、自律移動による新たな付加価値により物流拠点や工場を始め、ホテルなどのサービス業界と様々な分野に導入が広がっております
【製品Web URL】 https://www.zmp.co.jp/carriro/
【動画】https://youtu.be/dkfvVXNdaCU
【製品価格】
CarriRo® FD (2019年モデル):5年リース 月額34,000円 (税別) /1台
CarriRo® AD:5年リース 月額52,000円 (税別) /1台
CarriRo® AD (外部機器連携モデル):5年リース 月額58,000円 (税別) /1台
【主な仕様】
本体重量 | 55kg |
大きさ | 幅61cm×奥行91cm×高さ24cm ※ハンドル部96cm |
最大積載荷重 | 150kg |
最大速度 | 時速6km(ドライブ、追従モード) 時速3km(自律移動モード) |
牽引力 | 250N (300kg相当) ※路面状況や台車の状況によります。 |
充電時間 | 2時間半 |
稼働時間 | 8時間 ※稼働状況によって異なる可能性があります |
【プレスリリース記事】
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