物流支援ロボットCarriRo®、LIXILビバ新設物流センターにて導入
-人手不足、物流機能の効率化で、6台で搬送人手・作業負荷を削減-
CarriRo® ADでカゴ台車を2台連結して搬送している様子
株式会社ZMP(東京都文京区、代表取締役社長:谷口 恒)が販売している物流支援ロボットCarriRo®は、大手ホームセンター株式会社LIXILビバ(埼玉県さいたま市、代表取締役社長兼CEO:渡邉 修)の新設物流拠点である東松山物流センターにおいて、搬送作業効率化及び省人化のため、2019年9月より計6台導入されました。CarriRo® AD(自律モデル)5台は出荷仕分け用のソーターから出荷バースまでの自動搬送、CarriRo® FD(追従モデル)1台はコンテナの洗浄搬送で使用されます。
株式会社LIXILビバ(https://www.vivahome.co.jp/corporate_top/)は、スーパービバホームなどのホームセンターを展開しています。首都圏など大都市圏での出店加速に伴う人手不足への対応、物流コストの軽減、物流機能の効率化を進めています。その一環で東松山物流センターを新設しソーターや自動仕分け機などのマテハン機器を導入しました。
CarriRo®を導入した背景として、自律移動モードの搬送ルートの設定が簡単で、また設定後も手軽にルート変更できる点をあげられております。一方、磁気テープにて誘導するAGVやSLAMによる自律搬送ロボットなどでは、走行ルート設定に多くの時間が掛かってしまうこと、また出荷バースへの搬送ルートが多岐にわたるため、ルート設定・変更の作業が煩雑になることを想定されることが大きな課題でした。CarriRo® ADの自律移動モードで1度に2~3台カゴ台車を搬送することによって、搬送作業の人手の30%削減を見込んでおり、作業者負荷軽減にもつながります。
さらに、CarriRo® FD(追従モデル)は、コンテナの洗浄を行うための搬送作業で使用することで、1度に複数台分折りたたみコンテナ搬送ができて、往復の回数を減らし、搬送工数の削減につながります。
【物流支援ロボットCarriRo®】
物流支援ロボットCarriRo®は、ZMPが開発に取り組む自動タクシー®のサービス実証に代表されるZMPの自動運転技術を応用して開発された製品です。少子高齢化の流れにより急速な人手不足となっている物流業界において搬送作業の負荷を軽減し、省人化・効率化を目的として販売を実施しております。現在販売開始から累計140 ユーザー以上の導入実績があり、自律移動による新たな付加価値により物流拠点や工場を始め、ホテルなどのサービス業界と様々な分野に導入が広がっております。
【製品Web URL】 https://www.zmp.co.jp/carriro/
【動画】https://youtu.be/dkfvVXNdaCU
【製品価格】
CarriRo® FD(追従モデル):5年リース 月額34,000円 (税別) /1台
CarriRo® AD(自律モデル):5年リース 月額52,000円 (税別)/1台
CarriRo® AD(外部入出力機能搭載モデル):5年リース 月額58,000円 (税別) /1台
CarriRo® AD+:(台車タイプ) 5年リース 月額73,000円 (税別) /1台
(パレット積載タイプ) 5年リース 月額82,000円 (税別) /1台
※CarriRo®AD+は12月より出荷を開始します。
【主な仕様】
本体重量 | 55kg |
大きさ | 幅61cm×奥行91cm×高さ24cm ※ハンドル部96cm |
最大積載荷重 | FD・AD:150kg |
最大速度 | 時速6km(ドライブ、追従モード) 時速3km(自律移動モード) |
牽引力 | FD・AD:250N (300kg相当) AD+:600kg相当 |
充電時間 | 2時間半 |
稼働時間 | 8時間 ※稼働状況によって異なる可能性があります |
【プレスリリース記事】
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