無人フォークリフトCarriRo® Fork、 パレット認識機能「ForkEye」搭載モデル受注開始
-有人フォークとの協働作業、段積みパレットやトラックから無人で荷卸しも可能に-
-2020年12月より出荷開始、8月24日~28日のイベントで実機デモ-
株式会社ZMP(東京都文京区、代表取締役社長:谷口 恒)は、無人フォークリフトCarriRo® Forkに、パレット認識のための新機能ForkEye(フォークアイ)を搭載したCarriRo Forkの受注を開始しました。
CarriRoAD+が搬送してきたパレットの位置を認識し、パレットを受け取る
段積みパレットの位置を認識し、パレットを受け取る
ForkEyeとはCarriRo Forkにパレットを認識するセンサーを搭載し、パレットの位置がCarriRoForkのマップ上に設定された位置からずれていたとしても、自動で位置ずれを検知し、動作を修正する機能となります。
従来、無人フォークリフトで積み下ろしを行うパレットは、設定された位置に対して一定の範囲内にパレットが配置される必要があります。一方、物流の現場においては、人が操作するフォークリフト混在してパレットを搬送する場合や、設備・機器側と連携してパレットを積み下ろしする際に、パレットの位置が無人フォークリフト側で設定された位置からずれてしまう場合があります。
そのような課題を解決する方法として、パレットを認識する機能であるForkEyeを開発しました。
ForkEyeをCarriRo Forkに搭載することにより、以下のような運用に対応することができます。
① 有人フォークリフトとの協働作業
有人フォークで配置したパレットが設定された位置から、ずれて置かれた場合でも対応できます。
② 段積みパレットからの荷卸し
段積みパレットでは荷物の数量や種類によってパレットの高さが変わりますが、上部のパレットの高さを認識し、荷卸しすることができます。
③トラックからの荷卸し
トラックの位置とトラック内のパレットの置き場所によってパレットの位置が都度変わりますが、パレットの位置を認識することで、トラックから荷卸しすることができます。
④ AGV、垂直搬送機、自動倉庫など外部機器と連携
外部機器側のパレットの供給精度によってパレット位置が変更する可能性がありますが、パレットの位置を認識することで適切な連携が可能となります。
本機能の実機によるデモンストレーションは、【ZMP World 2020デモウィーク】にてご覧いただくことができます。
お申込みページ:https://www.zmp.co.jp/event/zmpworld2020/demoweek#carriro
【無人フォークリフトCarriRo Forkについて】
無人フォークリフトCarriRo Forkは、ZMPの自動運転技術を活用した自律移動とフォークの自動制御により、物流倉庫や工場内の搬送作業の無人化に貢献する製品です。簡単なセットアップで作業エリアの事前マッピングから運用開始まで数日で実現できることが特徴で、喫緊の課題となっている労働力不足を軽減し、社会課題の解決に貢献します。
【CarriRo Fork価格】
CarriRo Fork(リーチタイプ):5年リース 月額33.8万円(税別)/ 1台
CarriRo Fork(リーチタイプ)Fork Eye搭載モデル:5年リース 月額35万円(税別)/1台
※買取も可能です。また価格は今後予告なく変更となる可能性があります。
【主な製品仕様】
CarriRo Fork |
本体寸法 |
全長2307×全幅1380×全高2750 (mm) |
フォークリフトタイプ |
リーチ |
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可搬重量 |
~1400kg |
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最高速度 |
無積載時4.2km/h, 積載時3.6km/h |
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移動精度/停止精度 |
±20mm/±20mm |
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車両重量 |
2975kg |
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安全機能 |
レーザーセンサー、バンパーセンサー、緊急停止ボタン |
【プレスリリース記事】
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【高画質画像】
CarriRoAD+が搬送してきたパレットの位置を認識し、パレットを受け取る
段積みパレットの位置を認識し、パレットを受け取る