物流支援ロボットCarriRo®、インテリア業界最大手サンゲツの 新ロジスティクスセンターに導入
―エレベーター連携、すれ違い制御を活用し240分/日の作業時間削減に成功―
株式会社ZMP(東京都文京区、代表取締役社長:谷口 恒)が販売している物流支援ロボットCarriRo® AD+(パレット積載タイプ)が、株式会社サンゲツ(愛知県名古屋市、代表取締役 社長執行役員 安田 正介)の2021年1月にオープンした西日本在庫拠点として全商品約1万2000点を在庫する「関西ロジスティクスセンター」にて導入され、本格的に稼働しております。
導入事例Web URL:https://www.zmp.co.jp/carriro/casestudy/detail_sangetsu
拠点開発推進室の野口様はその導入理由と効果、今後の展開について、以下のように述べられています。 『今回CarriRo AD+パレット積載タイプを導入した関西ロジスティクスセンターでは、倉庫の3Fから1Fへ商品を搬送する必要があり、大掛かりなマテハン設置による作業導線の遮断や導入コストが問題となりました。検討の末、これらの問題を解決するにはCarriRoが最適であるとの結論に至り導入を決めました。特にタブレットの操作一つでCarriRo自らがエレベーターの開閉を行い、CarriRo同士が互いに向かってくる際にはROBO-HI®でのすれ違い制御をしつつ、自動で3Fと1Fを往復できる仕様が導入の決め手となりました。
倉庫3Fと1Fの往復には距離にして約100m、時間にして8分程掛かります。1日の往復回数は約30回発生するため移動に掛かる時間は240分になります。CarriRoを導入した結果、この240分/日が不要となり、ピッキング作業に専念できるようになりました。600kgまで一度に搬送できる能力のお陰で小物から重量物まで搬送でき、作業員への負荷軽減にも効果がありました。また人とロボットが共存できる仕組みは作業スペースの有効活用にも繋がり、検討段階で懸念していた導線の確保もできました。
現在、CarriRoを使用しているのは関西ロジスティクスセンターのみですが、今回の結果を受けて、他のエリア間を結ぶ運用や、他のロジスティクスセンターでもCarriRoによる運用を展開していく計画を進めております。また、CarriRoの自律モードのみならず、カルガモモードによる搬送も視野に入れた運用を検討していく予定です。』
【ROBO-HI®概要】
ROBO-HI®は、WiFiなどの無線環境下において、複数台のCarriRoを同時に監視・制御することが可能なクラウドサービスです。これにより、倉庫・工場内での搬送作業を、より人手を介さずにシームレスに行うことが可能になります。また、昨今の物流現場における感染症対策及び人手不足のニーズの高まりを受けて、複数台同時制御機能の一部として、新たに外部連携API及び遠隔操作機能を搭載しました。詳細については下記よりご確認ください。
ROBO-HI専用HP:https://www.zmp.co.jp/carriro/robo-hi
【製品Web URL】https://www.zmp.co.jp/carriro/
【製品価格】
CarriRo® FD(追従モデル): 5年リース 月額34,000円(税別)/1台
CarriRo® AD(自律モデル): 5年リース 月額52,000円(税別)/ 1台
CarriRo® AD(外部入出力機能搭載モデル): 5年リース 月額58,000円(税別) / 1台
CarriRo® AD+ (台車タイプ): 5年リース 月額73,000円(税別) / 1台
(パレット積載タイプ): 5年リース 月額82,000円(税別) / 1台
【主な仕様】
本体重量 |
55kg |
大きさ |
幅61cm×奥行91cm×高さ24cm ※ハンドル部96cm |
最大積載荷重 |
FD・AD:150kg AD+:200kg |
最大速度 |
時速6km(ドライブ、追従モード) 時速3km(自律移動モード) |
牽引力 |
FD・AD:250N (300kg相当) AD+:600kg相当 ※路面状況や台車の状況によります。 |
充電時間 |
2時間半 |
稼働時間 |
8時間 ※稼働状況によって異なる可能性があります |
※上記CarriRo® AD+の仕様は変更される可能性がございます。
【プレスリリース記事】
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