SLAM技術に対応した自動運転/AI技術開発用 ロボットカー RoboCarⓇ 1/10X販売開始
株式会社ZMP(東京都文京区、代表取締役社長:谷口 恒、以下ZMP)は、SLAM(Simultaneous Localization and Mapping)技術に対応した自動運転/AI技術開発用ロボットカー RoboCar 1/10Xの販売を開始致しました。
RoboCar 1/10X SLAMサンプル画像
RoboCar1/10XはNVIDIA Jetson Xavier開発者キットを採用し、ロボット用オープンソースソフトウェアROS(Robot Operating System)に対応した実車1/10スケールのロボットカーで、2020年12月の発売以来、自動運転・AI技術の開発や研修・教育用途で自動車/部品メーカー、大学等研究教育機関にてご利用いただいております。
この度、ソフトウェア開発環境(SDK)として、新たにオープンソースのSLAMパッケージに対応、実車の1/10スケールのロボットカーでSLAMが実行できるようになりました。RoboCar 1/10Xに搭載されたLiDARやIMUといった各種センサーの設定をあらかじめ実施し、マップ作成から自己位置推定までが可能なサンプルアプリをご提供いたします。SLAM技術を用いることで、自車の位置を推定しつつ周囲の地図の作成が可能となり、エリア内での任意の場所への移動や、一定の領域を無駄なく移動するアプリケーションなどのスムーズな実装が可能となります。また、SLAMとしてオープンソースのHectorとCartographerの2種類を使用しており、研究開発の目的に応じてご利用いただけます。
価格は、180万円(税抜)、アカデミック価格144万円(税抜)にて、3月上旬より販売開始致します。
なお、すでにRoboCar 1/10Xをご利用の皆さまには、SLAM対応のソフトウェア開発環境を無償でご提供致します。
【自動運転/AI技術開発用ロボットカー RoboCar 1/10X】
製品ウェブサイト:https://www.zmp.co.jp/products/robocar/robocar-110x
RoboCar 1/10シリーズは自動車の1/10スケールの車両に、単眼カメラ、前後にLiDAR、加速度・ジャイロセンサ、エンコーダを搭載しています。また、各種センサ情報の取得、速度・操舵角制御、通信などのライブラリを用意。これらを用いて自由にアプリケーションを開発することができるオープンハードウェアです。
最新機種となるRoboCar 1/10Xは、GPU搭載のNVIDIA製Jetson AGX Xavier開発者キットを採用、高度なAIアルゴリズムの実装が可能です。また、ZMPの自動運転プラットフォームIZACを組込みIZACとして実装。ROS(Robot Operating System)をはじめ自動運転、AIアプリケーションのための各種OS、ライブラリがインストール済みで、開梱したその日から開発を始めることができます。
RoboCar 1/10X センサ構成 (写真左:フロント、写真中:サイド、写真右:バック)
【製品仕様】
※本製品仕様は予告なく変更の可能性があります。
本体
本体側ソフトウェア
付属品
ジョイスティックコントローラ、制御用/駆動用バッテリー充電器
【製品価格】
RoboCar 1/10X:通常価格 180万円(税抜)/アカデミック価格 144万円(税抜)
【プレスリリース記事】
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