物流支援ロボットCarriRo®、ワム・システム・デザインが展開する 二次元コード「ArU-code」を活用した画像認識ソリューション連携を発表
株式会社ZMP(東京都文京区、代表取締役社長:谷口 恒)は、物流支援ロボットCarriRo(キャリロ)とワム・システム・デザイン株式会社(大阪市浪速区、代表取締役:上野 潔、以下「ワム」)が展開する二次元コード「ArU-code」を活用した画像認識ソリューションの連携を発表します。当ソリューションを活用する事でより一層工場・倉庫内の自動化や効率化を推進していきます。今回は、第一弾として、倉庫内の棚卸作業を自動化するサービスを提供します。
【CarriRoとArU-codeを活用した自動棚卸の運用イメージ】
【ArU-codeとは】
ArU-codeは、ARマーカー「ArUco」を2つ以上組み合わせて1つのコードとして利用できるよう、2020年にワムが独自開発したカメラで認識する二次元コードです。最大10メートル程度離れた場所から、一気に複数のコードをまとめて、専用機不要で読み取りできることが特長です。それらの特長に加えて、コード認識の素早さと高い認識精度、優れた動体認識により、物流、製造、流通、バックオフィス業務などあらゆる分野での作業の効率化を実現することができます。
【CarriRoとArU-codeを活用した棚卸ソリューション】
ArU-codeをロケーション・商品の識別コードとして利用し、CarriRoに取り付けたカメラでコードを読み取ることにより、棚卸作業の自動化を実現することができます。通常の棚卸作業は、人が商品を1つずつチェックする必要があるため、莫大な作業時間を要します。CarriRoとArU-codeを組み合わせた棚卸では、庫内を自動走行するCarriRoに取り付けたカメラが在庫情報を収集するため、人が作業を行う必要はなく、棚卸の作業時間と人員を大幅に削減することが期待できます。
倉庫内作業の自動化・省人化ソリューションの1つとして棚卸自動化サービスを提供できるよう、ZMPとワムは連携してまいります。
【今後の展望】
CarriRoとArU-codeを組み合わせて活用することにより、棚卸作業だけではなく、入庫・ピッキング・検品など庫内で発生するあらゆる作業を自動化することも可能です。ZMPとワムは今後も連携し、庫内作業の自動化・省人化を実現するサービスを随時提供してまいります。
【ワム・システム・デザイン株式会社】
倉庫管理システム「蔵スター」や自社開発の二次元コード「ArU-code」を用いた画像認識ソリューションの開発・導入を行っております。1989年に和歌山県で制御系ソフトウェア会社として設立以降、物流、建設、製造、介護などあらゆる業界の現場課題を業務改善してまいりました。これからも、お客様が抱えておられる課題を解決すべく、必要な仕組みづくりを行ってまいります。
【CarriRo Connecting Partnersについて】
CarriRoはこれまで、約300社の企業に導入、活用されており、顧客現場からの要望もますます多様化しています。CarriRo Connecting Partnersは、物流向けのソリューションを共同で開発・提供するパートナー企業との物流DXネットワークです。このネットワークを活用することで、CarriRoが接続できる様々なソリューションの提供が可能になります。ZMPはネットワーク企業間の結びつきを強化することで、ソリューションの付加価値の最大化を追求します。
CarriRo Connecting Partners:https://www.zmp.co.jp/carriro/connecting-partners
【物流支援ロボットCarriRo】
物流支援ロボットCarriRo®は、ZMPが開発に取り組む自動タクシー®のサービス実証に代表されるZMPの自動運転技術を応用して開発された製品です。少子高齢化の流れにより急速な人手不足となっている物流業界において搬送作業の負荷を軽減し、省人化・効率化を目的として販売を実施しております。現在販売開始から累計300ユーザー以上の導入実績があり、自律移動による新たな付加価値により物流拠点や工場を始め、ホテルなどのサービス業界と様々な分野に導入が広がっております。
Web URL:https://www.zmp.co.jp/carriro
動画:https://www.youtube.com/watch?v=Fby8k6nAN8A&t=38s
【プレスリリース記事】
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