視覚障害者のための高精度ナビゲーションアプリ「EyeCan(アイキャン)」 クラウドファンディング募集開始
-筑波技術大学との共同開発プロジェクト-
株式会社ZMP(東京都文京区、代表取締役社長:谷口 恒)は、筑波技術大学とともに視覚障害者の安全で独立した歩行をサポートする高精度ナビゲーションアプリ「EyeCan™(アイキャン)」のクラウドファンディングプロジェクトを発表しました。本件について、クラウドファンディング「GoodMorning」にて、本日2022年4月28日(木)より、支援者を募集します。
EyeCanは視覚障害者の自立的な歩行をサポートする高精度ナビゲーションアプリです。従来の視覚障害者用のアプリケーションでは、精度の高い位置特定や予想外の障害物への対応が非常に困難でした。EyeCanでは、視覚と聴覚に障害がある学生のための国立大学「筑波技術大学」の協力のもと、ZMPが自動運転の開発で培った技術(自己位置推定、物体検知、高精度3Dマップ)を応用することにより、視覚障害者の安全で自立した歩行体験の実現を目指します。
視覚障害をもつ筑波技術大学の学生(写真中央)と
EyeCan開発中の様子(写真左:筑波技術大学 大西 淳児教授)
EyeCan完成イメージ
【クラウドファンディングページ】
URL:https://camp-fire.jp/projects/view/583803
【クラウドファンディングプロジェクトについて】
- 企画名称:「視覚障害者が、初めていく場所でも一人で歩ける世界を実現したい!」
- 目的:自動運転で使われる位置特定とリアルタイムな障害物検知の技術を応用し、精度の高い位置特定や予想外な障害物への対応を可能にし、視覚障害者の安全で自立した歩行体験を実現する。
- 募集期間:2022年4月28日(木)~6月30日(木)23:59
- 目標募集金額:3000万円
※目標金額に至らなかった場合も、集まった支援金は「使途」に使用します。 - 使途:アプリ開発、リターン品製作、クラウドファンディング諸経費等
- 返礼品(一例):視覚障害者へのアカウント提供、グッズ、体験会など
- 募集主体:株式会社ZMP
- 協力:筑波技術大学
- 応募方法:「GoodMorning」クラウドファンディングプロジェクトページから応募いただけます。
【EyeCanの特徴】
①高精度な3Dマップにより、ユーザーの正確な位置と向きを特定可能
②視覚障害者が気づきにくい物体や急な飛び出しをリアルタイムで検知
③VoiceOverを活用し、直観的な操作や目的地設定が可能
【EyeCanの使用イメージ】
- EyeCanアプリをスマホにインストールしご利用になれます。イヤホンは必須ではありません。
- カメラを前方にかざすと自動的にEyeCanが現在地を正確に特定します。利用者が「現在地付近」「登録した場所」「目的地検索」から目的地を選択すると、ガイドが開始されます。
※視覚障害の方のスマホ操作の補助には、iPhoneの「VoiceOver」の機能を想定しています。 - カメラで位置と方向を特定するためにスマホを固定する必要があります。歩行中に手でお持ちになるか、もしくは胸元あたりに固定できるようにベルトを装着しながら使用して頂く想定です。
- 対象端末:初期段階ではLiDARスキャナ機能搭載されているiOS端末(iPhone13 Pro, iPhone12 Pro)を予定しております。
【筑波技術大学】
視覚と聴覚に障害がある学生のための国立大学。障害の特性に応じて、一人ひとりの強みを生かした教育・研究を行う。
URL:https://www.tsukuba-tech.ac.jp/
【プレスリリース記事】
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