レベル4対応無人自動運転小型EVバス RoboCar Mini EV Bus受注開始
-2025年の自動運転サービスの社会実装に向けて-
株式会社ZMP(東京都文京区、代表取締役社長:谷口 恒)は、無人自動運転小型EVバスRoboCarⓇ Mini EV Busの受注を本日より開始いたします。
RoboCar Mini EV Bus レベル4構成図
RoboCar Mini EV Bus センサー搭載イメージ
現在「2050年カーボンニュートラル、脱炭素社会の実現を目指す」という宣言のもと、世界的に脱炭素化社会に向けた取り組みを実施することが求められています。さらに日本国内での労働人口減少を受け、省力化・省人化が求められています。
RoboCar Mini EV Busは、バス専業メーカーANKAI社との共同開発による信頼性の高い自動運転バスです。2018年より空港制限区域内を中心に実証実験を積み上げてきました。ZMPでは、限定された条件下で自社開発の安全機能であるシステム冗長化の仕組みを実現しており、本バスにも適用することで、運転手を必要としない無人自動運転の実現が可能となります。
導入のステップとしては高精度3D MAPの作成やZMPの安全機能を搭載したうえで走行確認を実施していき、各走行環境によるセーフティーアセスメントを完了させ、無人自動運転の導入を実現していきます。
本システムを搭載したRoboCar Mini EV Busは車両価格7,000万円(税抜)にて販売を開始いたします。
ZMPは本自動運転バス等で、2025年頃に求められる無人自動運転の社会実装を支援いたします。
【レベル4を実現する安全機能】
- IZACシステム冗長化
- プロセス監視機構
- センサー異常検知
- ローレベル制御モニタリング機能
- 経路計画モニタリング機能
【自動運転小型EVバスRoboCar Mini EV Busについて】
製品URL:https://www.zmp.co.jp/products/robocar/robocar-mini-ev-bus
中国バスメーカーであるANFUI ANKAI AUTOMOBILE Co,.Ltd(以下、Ankai社)のEVバスベース車両としてコンピューター制御可能にする改造もZMPとの共同開発契約でAnkaiにて実施した信頼性の高いバスをベースとして、LiDARやステレオカメラなど自動運転に必要なセンサ類と自動運転の頭脳にあたるZMPのコア技術IZACⓇを搭載し自動運転を実現しています。また自動運転車両の遠隔監視と操作を可能にするクラウド管理システム「ROBO-HIⓇ」も搭載しています。ROBO-HIでは外部のAPI連携にも対応し、様々なITサービス基盤とのデータ連携も可能です。
【小型EVバス仕様】
乗車定員 |
11名(運転席含む) |
全長×全幅×全高 |
6.61m×2.32m×2.87m |
車両重量 |
8,980kg |
ハンドル有無 |
有 |
最高速度 |
50km/h(走行条件による) |
モーター定格出力 |
60kW |
モーター最大出力 |
1200N・m |
満充電走行距離 |
150~200km(A/C off時) |
充電時間 |
約60分 ※リチウムバッテリー残量40%の状態で400Vで充電を実施した場合の所要時間 |
自動運転の方式 |
自律型(インフラに手を加えずに自動運転) |
基本機能 |
自己位置推定、障害物認識、車両制御、 マニュアルモード・自動制御モード切替 等 |
【製品価格】
RoboCar Mini EV Bus 7,000万円(税抜)
2台セット導入パッケージ 1億円(税抜)
5台セット導入パッケージ 2億円(税抜)
※その他初期導入の際の費用は走行環境や条件により前後する可能性がございます。
【プレスリリース記事】
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