ロボットと生活者が共生する新たな風景「Robo-Village」を発表
-NTT Com、Cisco、博報堂との共同プロジェクトの発足-
株式会社ZMP(東京都文京区、代表取締役社長:谷口 恒)は、当社が幹事企業となり、エヌ・ティ・ティ・コミュニケーションズ株式会社(東京都千代田区、代表取締役社長:丸岡 亨)、シスコシステムズ合同会社(東京都港区、代表執行役員社長:中川 いち朗)、株式会社博報堂(東京都港区、代表取締役社長:水島 正幸)と共同で、歩行速モビリティ®「RakuRo®(ラクロ®)」などの歩行速ロボ®三兄弟や各社の強みを活かした「ロボットと生活者が共生する新たな風景」を世の中に提案する「Robo-Village」プロジェクトを発表いたします。
本プロジェクトでは各社の持つ「強み」を組み合わせるからこそ広がる可能性や価値を世の中に提案・提供いたします。
【プロジェクトの背景・目的】
ZMPではこれまで、人とロボットが安心して共生できる街「RoboTown® (ロボタウン®)」構想を掲げ、様々なサービスや実証実験を行ってまいりました。特に東京都中央区佃・月島エリアでは自動運転ロボットのシェアリングサービスを提供しており、多くの方々にご利用いただいております。
新型コロナウイルス感染症の拡大に伴い、人々の生活様式が大きく変化しています。コロナ禍でDX化が加速しており、生活者はより身近な生活範囲での充足や豊かさを求めています。
ロボタウン構想をより身近に、より密度の濃いものにすることで、ロボットと生活者の共生を加速させ、人々の充足と豊かさを実現する方法として4社による共同プロジェクトを提案いたします。
各社が持つ5GやIoT、XR技術、クラウドやサイネージ、そして生活者発想とクリエイティビティを組み合わせることで、生活者にとっての身近な生活範囲での充足や豊かさを実現する4社共同での「Robo-Village(ロボヴィレッジ)」プロジェクトの発足に至りました。
本プロジェクトでは、各社の強みを組み合わせることで、生活者の課題に根差したスケーラビリティのあるコミュニティづくりを目的とします。具体的には、4社が持つアセットを組み合わせることで、人々を様々な制約から解放し「ロボットと生活者が共生する新たな風景」である「Robo-Village」を世の中に提案いたします。生活者の課題にしっかり根ざし、ロボット+αのアセットを組み合わせることで、コミュニティ単位での社会実装を目指します。日本の様々な場所に「Robo-Village」を生み出し、これらの積み重ねで、広義の「Robo Town」を創りたいと考えています。
様々な場所のRoboVillageが集まりRobotownとなるイメージ
【各社の想い/メッセージ】
NTTコミュニケーションズ株式会社
5GなどのネットワークおよびXRや映像伝達、エッジAIなど、先進的なアセットを活用し、新たな体験を提供します。社会実装可能な幅広いユースケースやビジネスの創出を通じて付加価値を生み出すことで、持続可能な未来の街づくりを推進し、パートナーのみなさまと「世界を変えていく。」に挑戦していきます。
シスコシステムズ合同会社
ヒトやモノ、情報をつなげるテクノロジーにより、ロボットと生活者のつながりに新しい価値を提供します。「ロボットと生活者が共生する新たな風景」 に溶け込む、今までにはない幸せや価値感を、パートナーのみなさまとともに創っていければと考えています。
株式会社博報堂
5GやIoTといったテクノロジーの進化によって、全てのモノがつながり、新たな体験の可能性が広がってきています。ロボットも生活者との新たなインターフェースとしてとらえ、生活者発想に基づいたクリエイティビティと構想力で、ブランディングやサービスデザインを中心に、パートナーのみなさまと「Robo-Village」を推進してまいります。
【プロジェクト概要】
「Robo-Village」の「ロボットと生活者が共生する新たな風景」いうコンセプトのもと、エンターテイメント、ウェルビーイング、モビリティ等に関する様々な実証実験を行い、その成果を踏まえ、サービス化を目指します。
現在、各社のアセットを組み合わせた事業を構想中で、2022年中にはサービスプロトタイプの発表を行います。また本プロジェクトに参加している4社は姫路ウォーカブル協議会にも参加しているため、ウォーカブルな街づくりを推進している都市にも本プロジェクトを展開していく予定です。
また実証実験に向けて検討しているサービスの例は下記となります。
- タイム&シーズントラベル
ラクロに乗ってXRゴーグルをかければ、その場所の最高の季節や昔の風景などを仮想空間で体験できるサービス。またその場所や風景に合った商品もその体験の中で購入できるサービス。 - マインドフルネス体験
ラクロに乗ってご近所を回る「散歩のDX」。XRゴーグルや音楽なども活用し考え事や悩みなど、頭の中が整理される五感体験。 - ラクロで推しのキャラクターとデート体験
ラクロに乗ってXRゴーグルをかけると自分の”推し”のキャラクターや人物が目の前に現れ、まるで一緒にデートしているかのような体験ができるサービス。
注)姫路ウォーカブル協議会:ZMPが幹事企業となり発足した、会員企業の技術・アセットを活用し姫路市のウォーカブルなまちづくりを実現することを目的として設立された協議会。
【パートナー募集について】
本プロジェクトを一緒に取り組んでいただけるパートナー様を募集いたします。自治体や不動産事業者様、また姫路ウォーカブル協議会のようなウォーカブルなまちづくりを目指している事業者様など、ご興味がある場合は、下記「本件に関するお問い合わせ」までご連絡ください。
【歩行速ロボ三兄弟LIFE ROBOT BROTHERSについて】
歩行速ロボ三兄弟「ライフロボットブラザーズ」は、ZMPが構想する「ロボタウン」のコンセプトを社会に実装する自動運転のロボットです。無人宅配ロボ「デリロ」、歩行速モビリティ「ラクロ」、無人警備・消毒ロボ「パトロ」をラインナップ。自動運転による各種サービスを提供しています。
製品 Web URL:https://www.zmp.co.jp/products/lrb
【プレスリリース記事】
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