マルチロボOS「ROBO-HI」&自動警備ロボットPATORO(パトロ)による インフラ設備の遠隔点検、警備ソリューションの提供開始
ロボットプラットフォームやロボット開発を幅広く手掛ける株式会社ZMP(東京都文京区、代表取締役社長:谷口 恒、以下ZMP)は、「ZMP World 2024」において自動運転警備ロボット「PATORO®(パトロ®︎)」をマルチロボOS「ROBO-HI®(ロボハイ)」 と連携させ、自動運転と遠隔操縦によるハイブリッド特許(特許第7165950号)を活用したインフラ設備の遠隔点検・警備ソリューションの提供開始を発表しました。
「ROBO-HI」で業務指示を与えると、パトロが自動運転で点検エリアに移動します。パトロに搭載されたPTZカメラを「ROBO-HI」で遠隔操縦し、点検したい計器の位置で停止させ、ズームして針を読み取ることが可能です。また、パトロに各種検査機器をオプション搭載することで、メーター値の読み取り、ガス漏れ、温度、建物劣化、不正アクセス等各種監視・管理が可能となります。
<パン、チルト、ズーム(PTZ)を実行して検査ポイントの鮮明な画像を取得出来ます(左)>
<『パトロ』にオプション搭載可能な各種検査機器イメージ(右)>
【自動運転&遠隔操縦ハイブリッド特許技術の優位点】
- 過酷な環境(夜間、雨、寒冷な天候など)において人間による定期検査作業が軽減されること。
- 単純な遠隔操縦では、障害物の見落としや操縦ミスによる事故の可能性が有りますが、自動運転上で遠隔操縦するため安全性の担保できること。
- 自動運転中の運転速度の調整・停止・発進操作に加え、搭載カメラのパン・チルト・ズーム操作を行うことで、確認したい場所の詳細なチェックが可能なこと。
- 検針、点検業務だけでなく、巡回警備・立哨警備やエンターテインメントへの転用など幅広い領域への活用が可能なこと。
<『パトロ』による立哨警備イメージ>
【自動運転&遠隔操縦ハイブリッド特許技術活用事例】
千葉市動物園でのオンライン動物園の実施
<実施内容>
オンラインユーザーが一人ずつパソコンやタブレット、スマホで障害物検知、自動停止、自動回避機能を用いあらかじめ設定したルートを走行する「RakuRo🄬」(ラクロ)を遠隔操縦。
360度ビューで園内のリアルタイム映像と動物ガイドをライブ配信。
<成果>
遠隔操縦ができる「ラクロ操縦室」は計2千人以上が参加。
ライブ配信の視聴回数は午前と午後の3時間で約2万回。
YouTube上の高評価率は97%、テレビ、新聞、Webメディア等、多くの媒体にも取り上げられ、大変好評でした。
<千葉市動物園でのオンライン動物園の様子>
自動運転ロボットRakuRo🄬のオンライン動物園! ダイジェストムービー
https://www.youtube.com/watch?v=ikKTTqVfaG4&t=3s
【プレスリリース記事】
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