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超高感度ステレオカメラシステム RoboVision2sの概要・特徴

「RoboVision®2」は、ソニー製超高感度CMOSイメージセンサIMX224を2個搭載し、USB3.0にてPCへ取り込みが可能なステレオカメラシステムです。

RoboVision2は、暗闇に相当する低照度0.005ルクスでも高画質なカラー映像が取得可能なイメージセンサを搭載し、最大1280×960ピクセルで30fpsのカラー映像の取得が可能です。

ソフトウェア開発環境(SDK)として、カメラのキャリブレーション等の設定や視差画像を出力するためのライブラリ、および、すぐに画像を確認できるアプリケーションが付属しています。

先進運転支援システム(ADAS)や自動運転車両においては、夕方や夜間など低照度の環境においても、先行車両や歩行者などのセンシングが必要となります。本製品はこのようなセンシングシステムの研究開発にご活用いただけます。

ステレオカメラRoboVision2sの4つの特徴

高感度CMOSセンサー ソニー製IMX224搭載

RoboVision2に搭載する、イメージセンサー「IMX224」は、星明かりよりもさらに暗い、闇夜に相当する低照度0.005ルクスの環境においても高画質なカラー映像の撮影を可能とする、高感度を実現した車載カメラ向けCMOSイメージセンサを搭載しています。これにより、夜間での画像取得性能を向上し、幅広いシーンでの画像計測研究・開発に活用いただけます。

低照度時(0.005ルクス)の『IMX224MQV』の撮影サンプル画像(左)と従来品の撮影画像(右)との比較
『IMX224MQV』撮影画像       
従来品撮影画像
出展:ソニー株式会社 ニュースリリース
世界最高感度※1の車載カメラ向けCMOSイメージセンサーを商品化
https://www.sony.co.jp/SonyInfo/News/Press/201410/14-106/

ワイドダイナミックレンジ(WDR)機能と搭載

WDRとは、Wide Dynamic Rangeの略で、ダイナミックレンジが広いことをいいます。

ダイナミックレンジは、明るいところと暗いところの照度比の対数をとったもので、単位はdB(デシベル)で表されます。
IMX224のCMOSセンサーゲインは72dBに対応、この値が大きいほど、より大きな明暗差をはっきりと映すことができます。
図 WDR機能比較画像(左:WDR off 右:WDR on)

また、最新のステレオカメラユニットRoboVision3では120dBに対応し、より幅広い明暗差に対応するカメラになっております。

RoboVision3の製品ページはこちら→https://www.zmp.co.jp/products/sensor/robovision/robovision3

充実したソフトウェア開発環境、SDKも付属

開発に応用しやすくするためRoboVision2sのインターフェースはUSB3.0に対応。
ケーブルをPCに接続し、付属のアプリケーションで容易に画像の計測が可能です。
また、ステレオカメラの接続、画像の取得・保存などのアプリケーションプログラムインターフェース(API)を用意し、計測した画像をユーザーのソフトウェアへの組み込みも容易に実施可能です。
図 RoboVision2で取得したポイントクラウドデータとビューワーの表示

最大1280×960ピクセルで30fpsのカラー映像の取得

画像の取得はサイズやフレームレート(fps)をアプリケーションやAPIを通じて行え、最大1280×960ピクセルで30fpsのカラー映像を取得でき、複数カメラを使った同時計測も行えます。
RoboVision2s 計測用PCセットのオプションでSSDに画像を保存し、4時間以上の画像の計測が可能になっております。
図 RoboVision2s SSDパッケージ
また、RoboVision2sの機能や画像処理については下記のページをご覧いただければと思います。
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