自動運転レベル4にはどのような特徴があるか?
自動運転レベル4の機能の特徴として、自動運転レベル4ではシステムが完全に走行を行う特徴があります。
これにより、運転者が完全に運転操作から解放される、いわゆる完全自動運転の機能が実現されます。
自動運転レベル4の活用方法については2つの活用が考えられます。
1.乗用車やトラックにおける自動運転レベル4機能活用
2.特定エリアにおける移動体への自動運転レベル4機能活用
1.乗用車やトラックにおける自動運転レベル4機能活用
現在、自動運転レベル3の車両が高速道路などの限定エリアで実装され始めています。
自動車メーカーではこの機能をさらに高度化し、自動運転レベル4機能の搭載を目指すと考えられます。
一定の路線内や自動車専用道路、特定敷地内や低速走行地域など、限定された領域においては完全自動運転のレベル4を使えるようにし、それ以外のエリアについてはレベル3までの機能を組み合わせた形になっていくと思います。
これにより、特定走行エリアでは完全自動運転に走行を委ねて、車内で食事や読書、ネットサフィン等自由な時間を過ごしながら移動ができるようになります。
2019年上海モーターショーではアウディから「AI:ME」というコンセプトカーが発表され、この車両には対応するインフラが整備された特定エリアで「自動運転レベル4」の機能が搭載されるようです。
2.特定エリアにおける移動体への自動運転レベル4機能活用
もう一つの自動運転レベル4搭載車両の活用方法として、あらかじめ限定されたエリアだけを走行するシャトルバスや輸送車両としてその技術を活用するケースです。
例えば、ある地点Aからある地点Bまでを結ぶ経路を低速運転で走行するなどが想定されます。
実際に、日本でも自動運転レベル4の実証実験の取り組みとして、路線バスへの自動運転の適用やイベントの中で「自動運転レベル4(高度運転自動化)」の走行デモが行われています。