ZMPと豊和工業、EVスイーパーの自律走行化開発で協業
~EVロボスイーパーの試作機をZMP World 2023で初公開~
株式会社ZMP(東京都文京区、代表取締役社長:谷口 恒、以下 ZMP )と、豊和工業株式会社(愛知県清須市、代表取締役社長:塚本 高広、以下 豊和工業)は自動運転清掃車両(以下EVロボスイーパー)の開発プロジェクトで協業を開始し、ZMP World 2023でEVロボスイーパーの試作機を初公開いたしました。EVロボスイーパーは、豊和工業の開発した清掃車両にZMPの自動運転OS「IZAC(アイザック)」や、カメラ、LiDARといった各種センサを搭載し、無人での広域な舗装路面の清掃を可能とする車両です。今後は試作機の性能評価をもとに量産化を行い、2024年の販売を行う予定です。
【協業の背景と今後の展望】
少子高齢化による労働力不足によりあらゆる業界で、生産性向上のニーズが高まっています。工場やレジャー施設など広大な敷地における清掃業務も例外ではなく、清掃の自動化や省人化が求められています。
そういったニーズに対し、路面清掃車の国内シェア90%を誇る豊和工業と、自動運転バスや自動運転タクシーで車両の自動化に豊富な実績を持つZMPがEVロボスイーパーの共同開発を開始いたしました。
両社は高いレベルの清掃力と、自動運転精度を兼ね備えた実用的なEVロボスイーパーの開発により、広域清掃業務の省人化、生産性向上に貢献すると共に、人とロボットが共生する社会、カーボンニュートラル社会の実現に取り組んでまいります。
【EVロボスイーパー 想定仕様】
・使用者が設定した経路を自動で走行・清掃。エリア指示による塗りつぶし清掃も可能
・3D-LiDAR、GNSS、カメラ等のセンサーにより壁際・路肩へ追従し、障害物回避も可能
・不具合発生時の自動停止機能及び使用者への通知機能を搭載
・国産初のリチウムイオン電池搭載、電動モータ駆動によりCO2の排出がゼロ
EVロボスイーパー試作機
<主要諸元>
全 長:2,570 mm
全 幅:1,680 mm
全 高:2,270 mm
車 両 質 量:1,860 kg
清 掃 幅:1,680 mm
清 掃 能 力:5,040 ㎡/h
ホッパ容量:300 L
※開発中の為、諸元は変更される可能性があります
【自動運転OS 「IZAC(アイザック)」】
IZACは、ZMPが独自に開発した自動運転OSです。自動運転タクシーや自動運転バス、歩道を走行する宅配ロボットなどに搭載され進化を続けるIZACは、車両・ロボットの「認知」「判断」「操作」を担い、様々な環境下で信頼性の高い自動走行を実現しています。
【豊和工業株式会社】 本社:愛知県清須市須ケ口1900-1 WEBお問い合わせ:https://www.howa.co.jp/contact |
【プレスリリース記事】
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