ZMPとT-Robotics、病院DXソリューションで協業開始
~Sun病院でのスマートホスピタル構想~
株式会社ZMP(東京都文京区、代表取締役社長:谷口 恒、以下 ZMP)とT-Robotics Co., Ltd(韓国、CEO: Ahn Seung Wook、以下 T-Robotics)は、韓国国内の病院DX事業において協業を開始し、Sun Medical Center(韓国、CEO:Doohoon Sun、以下Sun病院)との3社のMOUを締結しました。
今後はSun病院を舞台にスマートホスピタルプロジェクトを推進し、病院内物流の自動化、ロボットインフラの構築による病院DXで医療関係者、患者のそれぞれの満足度向上を目指してまいります。
MOUの締結会見の様子(左:ZMP,谷口、中央:Sun病院,Sun CEO、右:T-Robotics,Ahn CEO)
【Sun病院におけるスマートホスピタルプロジェクト概要】
日本同様、韓国でも人材不足が社会課題になっており、特に医療業界では、高度なスキルを持つ医療従事者が単純なモノの搬送業務などに追われているという課題があります。このプロジェクトでは、単純なモノの搬送業務をロボット化し、適切に管理運用する仕組みをSun病院に構築することで、医療従事者が本来の業務に集中できる環境を作り、患者や地域医療へのさらなるサービス向上を目指してまいります。
第一弾では、ZMPのロボットマネジメントプラットフォームROBO-HI®(ロボハイ®)とSun病院のエレベーターを連携させることで、自動配送ロボットDeliRo®(デリロ®)の縦移動を可能にします。これにより、ロボットが地下階の倉庫から上層階のスタッフステーションまで人の手を介さず移動できるようになり、医療従事者の生産性の向上を図ります。
【協業の背景と展望】
T-Roboticsはもとより韓国内での産業ロボットに強みがあり、様々な分野でのロボット化、DXを成功させていました。
また、ZMPは生活圏で人と一緒に働くロボットに強みを持ち、日本国内で様々なロボット活用の経験を蓄積しています。ZMPとT-RoboticsはSun病院での協業・検証を通じ、病院環境でのロボットの安全性や運用の課題を抽出し、スマートホスピタルの実現、人とロボットが共生する社会の実現に取り組んでまいります。
【無人宅配ロボ DeliRo(デリロ)】
「デリロ」は歩く程度の速度で走行する「自動運転歩行速ロボット三兄弟」の1つとして歩行速モビリティRakuRo®(ラクロ®)、無人警備・消毒ロボ PATORO®(パトロ®)と 同様、豊かな表情と声のコミュニケーションにより、人と共生することを目指して開発 されたロボットです。複数のカメラやレーザーセンサーを利用して周囲の通行人を 検出し、自動で回避したり障害物手前で安全に停止する機能を有するほか、声で存在を知らせたり道を譲ってもらうお願いをするなどにより、周囲の人が心地よく共生でき、安全に走行するロボットです。
製品Web URL: https://www.zmp.co.jp/products/lrb/deliro
【ロボットマネジメントプラットフォーム ROBO-HI(ロボハイ)】
ROBO-HIは、施設や街単位でロボットを統合的に管理するシステムです。ロボット、エレベーターなどの設備、各種業務システムと連携し、人手を介することのないロボット運用が可能となります。
また、ロボットの位置や状態をリアルタイムで監視することができ、複数種、複数台のロボットが混在する空間における群制御・群管理を行います。これにより導入したロボットの業務の最適化、費用対効果の向上が期待されます。
製品Web URL:https://www.zmp.co.jp/robo-hi
【T-Robotics Co., Ltd】
|
【プレスリリース記事】
プレスリリースPDFはこちらからご確認いただけます